INFORMATIONインフォメーション
- カテゴリー
- アーカイブ
数多く用意することで効率を上げられる料理の道具とは
料理の道具を必要な数だけ用意することは、効率のよい作業の基本です。なぜなら、調理器具を必要以上に数多く揃えると目的に合った器具を探したり選んだりするとき、またそれらを片付ける際にも時間がかかってしまうからです。しかし、料理道具の中にはまとまった数を用意することで作業の効率を上げることのできるものも存在します。
ここでは、ある程度の数を用意したほうがよい料理の道具や、そうした場合のメリットを紹介します。
- INDEX
1.最小限の道具で料理する場合のデメリット
必要最少限の道具だけで料理するときを想像してみてください。例えば炒めものとスープを作るとき、フライパンと鍋、菜箸や計量スプーンなどを一通り用意した場合です。道具は最小限の数だけであるためキッチンはすっきりしており、必要になったものは取り出しやすくなっているでしょう。探す手間や片付ける時間も抑えられるため、全体的に効率よく料理できるように思えます。
しかし、合わせ調味料を作るときや炒めものとスープの調理を同時に行う場合はどうでしょうか。いくつかの調味料を計って混ぜ合わせるとき、計量スプーンが1つしかないと、ビンなどに詰められた調味料を取り出す場合それぞれが混ざりあってしまいます。また、同時に複数の料理を作る際、同じ菜箸やヘラを使えばそれぞれの味に影響を与えてしまいます。
これを防ぐためには道具を使うたびに洗う・拭くといった作業を繰り返す必要があります。しかし、こうした作業はそれ自体が積み重なって大きな手間になるだけでなく、料理の手順を中断してしまうことで全体的な効率を損ねることにつながります。料理をするさい繰り返し使う道具が1つだけしかない場合、こうしたデメリットが探しやすさ・選びやすさなどのメリットより大きくなることがあるのです。
2.数多く用意したほうが良い料理の道具
このような問題は、料理において繰り返し使う道具を複数用意することで解決できます。こうした何度も使う道具は、数を多めに用意して作業ごとに使い替え、まとめて洗ったほうが効率的です。複数用意することで、計量や調味料の混ぜ合わせなど料理の様々な場面で活用できる道具のいくつかを紹介します。
2-1.菜箸
菜箸は煮る・焼く・茹でるなど基本的な調理の多くで使うものです。様々な場面で出番のある道具だからこそ、使い分けることで大きな効果が期待できます。同時に複数の調理を進める際の手間を省けるだけでなく、蒸し器に渡して温度を調整する、吹きこぼれ防止に鍋にのせるといった小技を使いつつ他の料理も進めることができるメリットもあります。
2-2.計量スプーン
計量スプーンもまた、菜箸と同様に出番の多い道具です。計量スプーンは単によく使うというだけでなく、主に調味料を扱うという性質上、洗う・乾かすといった作業を他の調理器具よりも丁寧に行う必要があり、その分の手間もかかります。調味料はその保存において、他のものとは混ざらないようにする必要があったり、水気のあるもので触るべきではなかったりするからです。水分による腐敗や変質に注意すべきものの例としては、味噌やびん詰めの調味料、ハチミツなどが挙げられます。
計量スプーンを複数用意することは手間を軽減することになるほか、調味料の腐敗や状態の悪化を防ぎより安全で美味しい料理を作ることにもつながります。
2-3.計量カップ
計量カップは量を計るだけでなく、そのまま鍋やフライパンに注ぐことができる便利さが特長です。計量カップをいくつか用意しておくことで、複数の材料の量を計ったあと、料理で使うときまですぐに使える形で貯めておくことができます。使うときになってから計量するのと比べ、スムーズな流れで調理を進めることができるため効率的です。
2-4.ボウル
切り分けた材料を置いておくことから水切り、レンジや湯せんによる加熱まで多様な使い方のできるボウルは調理において必須ともいえる道具です。これもまた料理において繰り返し使うもので、複数用意することで調理の効率化が期待できます。
ボウルが数多くあれば、上に述べたようないくつかの使い方を並行して行えるほか、材料を小分けにしやすくなるという効果があります。材料を使うタイミングや料理法によって分けておくことで、調理をスムーズに行えるようになるだけでなく作業上のミスを防止することもできます。
3.数を用意した場合の効率のよい使い方
上に述べたように料理の道具を複数用意することには作業の効率化につながる様々な効果が期待できます。しかし、最初に述べた通り数多くの道具は探す・選ぶ・片付けるといった作業にかかる時間を増やし、料理の効率を落とすことにもつながります。最小限の調理器具を使うことにも一定のメリットがあり、できる限りこの2つのメリットを両立することが望ましいものです。
そこで、料理の道具を数多く揃える場合に効率がよく、調理器具の多さからくるデメリットを抑えられる使い方を紹介します。
3-1.同じもので揃える
ひとつめの方法は、調理器具ごとに同じものを選んで複数用意しておくことです。寸法が同じものであれば、使用感に慣れるのが早くなるほか、収納する際にも重ねてスペースを節約したり収納場所を同じくすることで探しやすくなったりします。カラーも同じにすることができれば、他のものと区別しやすくなり使いやすさが上がります。また、同じ寸法、形状の道具は洗うときにも便利です。
3-2.積み重ねられるもので揃える
同じ商品、またはセットなどになっている道具の場合、重ねて収納できる機能がついていることがあります。そうした機能を活用することで、収納スペースの節約と使うときに探しやすくする効果が期待できます。特にボウルの場合、重ねて収納できるように同じ品物のサイズ違いを多く揃えることで幅のある使い方ができるうえ、収納もしやすくなるためおすすめの使い方です。
まとめ
ここまで、複数用意することで効率を上げることのできる調理用具について紹介しました。紹介した道具それぞれの効果はさほど大きなものではありませんが、積み重ねることで大きな効率の向上を期待できます。日々の料理をより効率良くしたいなら、こうした道具を数多く用意してみるのがおすすめです。