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部屋が片付く!ゴミステーションを自作し、快適に過ごそう
ゴミの分別と保管は面倒な家事のひとつです。ゴミ出しのルールは地域によって細かく決められています。月に1度しか収集をしてもらえないのにゴミ出しを忘れたり、小さくバラさなければ収集所に運べなかったりすると、いつまでも家にゴミがあることになってしまいます。
そんなゴミ出しを楽にすべく、家庭に利便性の高い「ゴミステーション」を常備しておきましょう。ゴミステーションというと、大掛かりなDIYを想像するかもしれません。しかし簡単な工夫だけで、便利なゴミ箱スペースを自分で作ることもできます。今回は自作でできる、おすすめゴミステーションを詳しく紹介します。
1.家の中のゴミステーション、めちゃくちゃだとどうなる?
突然ですが、あなたの家はゴミを普段どのように置いていますか?マンションによってはいつでも収集所に出せるといったこともあるかもしれません。しかし戸建てや小さな集合住宅の場合、決まった曜日でないとゴミは出せないことの方が多いでしょう。「とりあえず1つ大きなゴミ箱を用意し、その他は適当に置いておく」、そのようなやり方では、いろいろとトラブルもあるようです。
1-1.ゴミは週に5ジャンル以上分けることが一般的
そもそもゴミの種類は自治体によって違いはあるものの、大きく分けて5つ程度に分けられます。「生ごみ」「プラスチック」「紙類」「ビン類」「不燃物」といったゴミが一般的でしょう。これらに対し5つのゴミ箱を常時しておく必要はありませんが、せめて生ごみ、プラスチック、紙類の3種類は分けることが必須です。大きなゴミ箱1つでまとめてしまうと、ゴミ出しの時の分別が大変ですし、いろいろなゴミが混ざって自治体としても非常に迷惑です。まずは大まかにゴミを分けられるよう、簡単な自作ゴミステーションが必要です。
1-2.分別不可、臭いのもとにも
大きなゴミ箱や簡単すぎるゴミステーションだと、いろいろな種類のゴミが混ざってしまい、とにかく捨てる時に分別が大変です。社会問題になっているゴミ屋敷は、分別できるゴミステーションが部屋にないため、つい捨てるのが面倒になりゴミをためてしまうことが原因とも言われています。缶も生ごみも一緒に置くことで、液体がもれたり生ごみが臭ったり。部屋に使いやすいゴミステーションを置くことは、その人の部屋を清潔に保ち、快適に暮らすことにもつながるのです。
2.自作でゴミステーションを作ろう
そもそもゴミステーションとは、簡単に言うと「ごみ捨て場」を意味します。集合住宅の外に大きなゴミ捨て場があり、そこにゴミステーションと書かれていることもあるでしょう。このように外のゴミ捨て場というイメージもありますが、ゴミステーションは家庭内に使いやすいものを設置しておくのも重要です。では自作でできるゴミステーションを詳しく見ていきましょう。
2-1.おおざっぱに分けることがポイント
家庭ごみの分別はおよそ5種類、自治体によっては7種類以上にのぼることもあります。しかしその種類ごとに分けてしまうと、ゴミステーションの場所を取り分別も面倒といったことになるでしょう。まずは「生ごみ」「プラスチック」「紙類」といったように、おおざっぱに分けることが大事です。紙類はキッチンのスペースに置かなくても良いので、ゴミステーションとしては生ごみとプラスチックの2種類だけで済む場合もあります。また、毎日缶ビールを飲む人であれば、毎日空き缶ゴミが出ます。そのためゴミステーションには「空き缶入れ」も必要になるでしょう。ライフスタイルに合わせ、我が家はどんなゴミが主に出るのか考え、ゴミステーションの配置を考えましょう。
2-2.子供も捨てやすい、分かりやすいものを
ゴミの分別は、主に家事を担う母親だけの仕事ではありません。そこに生活している人であれば何かを捨てる時にきちんと分別してほしいものです。
ゴミが散らかる要因として、子供の生活習慣があります。学校から帰ってきたら汚れたティッシュなどを捨て、お菓子を食べたらプラスチックゴミが出たり、おもちゃで遊べば不燃物ゴミが出たりします。子供がしっかりとゴミの分別をしない限り、家の中はいつも散らかってしまうことにもなるでしょう。家族全員にもわかるような、各所のゴミをまとめて置けるゴミステーションを配置することが大切です。
2-3.ステッカーをはろう
ゴミステーションの場所が決まり、ゴミ箱が用意できたら「ステッカー」を貼るのがおすすめです。ステッカーは「燃えるゴミ」とか「プラスチック」など分かりやすいのはもちろん、色別に分かるのも良いでしょう。また最近ではわざわざゴミ箱を買わなくても、大きなカゴをゴミ箱代わりにしたり、ランドリーバスケットを代用したりする例も増えています。また、システムキッチンの引き出し内に仕切りを作り、そこをゴミ箱として利用する方法もあります。いずれにせよ分かりやすいステッカーやデザインシールなどを貼り、ゴミの分別にストレスを感じないような利便性の高いゴミステーションを配置しましょう。
2-4.上部に掛けておくのもアリ
ゴミ箱は下に置いておくもの、という考えは多いかもしれません。しかし生ごみもプラスチックも空き缶もゴミ箱を設置して下に置いてしまうと、場所をとって邪魔になることもあるでしょう。そんなときはフックなどでビニールを吊り下げ、上部に掛けられるゴミ置き場を作るのもおすすめです。リビングなどから見えてしまうとややみっともないので、キッチンにある死角スペースなどを活用しましょう。しかし吊り下げ式のゴミ箱は、中身が見えてしまったり臭いの原因にもなったりします。なので生ごみはむいていませんが、軽く洗った空き缶やプラスチックゴミなら軽くて臭いもそれほどないので、吊り下げ式のゴミとして分別するのもおすすめです。
3.まだまだある!自作ゴミステーションのポイント
家庭に置けるゴミステーションは、使いやすく分別がしやすいのが一番です。また、ゴミを収集日に出しやすいように、出し入れが簡単だったり、何のゴミが入っているのか分かりやすくするのもポイントです。
3-1.収集日の情報を近くに貼っておこう
ゴミの収集日というのは、各自治体によって決まっていることが一般的です。月曜日は生ごみ、火曜日はプラスチックといったように、曜日によって出せるゴミにも違いがあります。毎日それを行う人は覚えていても、急にゴミ出しを頼まれた人にとってはなかなかゴミの収集日を覚えられないこともあるでしょう。そこで、市町村で配布されるゴミ分別の冊子をゴミステーションのそばに置いたり、曜日における回収ゴミを書いて貼ったりすることがおすすめです。情報を見やすくすることで、急いでゴミを出したいときや、家族にゴミ出しを頼む際にも便利になるでしょう。
3-2.インテリアとしてのゴミステーションは難しい?
最近ではゴミステーションも部屋のおしゃれなインテリアとして凝る人が増えてきました。真っ白いゴミ箱で統一したり、ゴミ箱が分からないようカーテンで目隠ししたり。一見どこにゴミ箱があるのか分からないオシャレな家庭もあります。
ゴミステーションもインテリアとしてこだわるのはとても素敵なことですが、あまりにもこだわると長続きしないケースもあります。ゴミ箱は簡単に捨てられるのが一番ですが、カーテンを開け、蓋をあけてやっと捨てられる、白いゴミ箱を汚さないように捨てるといった動作が必要だと、ゴミを1つ捨てるのにも時間とストレスが掛かってしまいます。インテリアを踏まえたゴミステーションを自作する場合、見た目と同時にいかに捨てやすいかを考えることも大切でしょう。
まとめ
普段は何も考えず捨てることの多いゴミですが、その捨てる場所がある程度片付いていないとゴミがゴミを呼び、あっという間にゴミ屋敷へ進んでしまうこともあります。部屋の中がいつも散らかっている、落ち着きがないといったことがあれば、まずは片付けの基本であるゴミ箱に注目してみましょう。ゴミが集まるゴミステーションを快適に使えるよう改造すれば、分別もはかどり、部屋の中は常にキレイに保たれるかもしれません。使いやすく、分かりやすく、出し入れがしやすい。まずはそんなゴミステーションを目指し、自作で変えていきましょう。