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アーチを取り入れた玄関で、家の印象をやさしくかわいらしく
玄関は家の顔だという話をよく聞きます。女性ならお分かりいただけると思いますが、眉毛のラインのひき方一つで人の印象は変わります。それと同じように、家自体の印象を決めるのは「玄関」というのは大げさな話ではありません。直線的でキリッっとした印象も素敵ですが、フレンチカントリーが好きなら玄関のどこかにアーチを取り入れてみるのはいかがでしょうか?アーチ形の玄関は素敵な欧米住宅をイメージさせ、優しくおもむきのある家にしてくれます。
1.玄関アーチは印象を変えることのできるエクステリア
戸建て住宅の場合、新築で購入しても10年以上経つと、だんだんリフォームが必要になることもあります。経年劣化による外壁の塗装、ウッドデッキのゆるみなど、住宅が古くなるにつれリフォームを考えなくてはならないでしょう。
なかでも「もう少し家の印象を変えたい」といった場合、家の外側にあるエクステリアを新しくしたり、違うデザインに変更したりするのがおすすめです。家の顔である「玄関」を変えることにより、たとえ中古住宅であっても新築のような印象に生まれ変わることができます。
1-1.玄関アーチを変えることのメリット
日本の住宅の場合、玄関先のデザインは直線になっていることが多いです。これは機能性もあり、色やデザイン的にも失敗することが少ないためでしょう。しかし玄関のドアや庇(ひさし)をアーチ形にすることにより、角ばってクールな印象だった家が、甘さとあたたかみのある家へと変身することができます。家の顔である玄関を優しいアーチ形にすることで、優しく柔らかな印象になり、住人としてもなんだか気持ちに余裕が持てることになりそうです。特に欧米のデザインや、フレンチカントリースタイルが好きな人にはおすすめできるデザインです。
1-2.施行に掛かる金額は?
玄関アーチを変えるのに、そのリフォーム代金というのは一体いくら掛かるのでしょうか。これはやはり施行する内容によって大きく変わってきます。たとえば玄関の屋根になる庇をアーチ形に変えるだけなら、20万円前後でできるかもしれません。しかし、玄関全体をリフォームしたい、たとえばドアも変えてポーチの雰囲気も変えてといったことになると、その値段は100万円を超えることもあります。
しかし多くのリフォーム会社は予算に合わせた工事をしてくれるはずです。自分の理想とする玄関アーチを具体的に考え、この予算でできるリフォームはどのようなものなのか、しっかりと相談しましょう。できれば2~3件の業者を比較し、自分に合ったリフォーム会社を検討することがおすすめです。
1-3.輸入住宅を利用するのがおすすめ
そもそも玄関アーチは、日本の住宅ではあまり例のないデザインです。アーチ形になっている玄関が主流なのは、ヨーロッパを中心とした欧米であり、そのデザインや利便性は数多くあります。日本のハウスメーカーでも玄関がアーチ型になっているものを取り扱っているところはあるのですが、種類が少ないのが現状です。そこでおすすめなのは「輸入住宅」を取り扱っている会社です。輸入住宅とは、欧米の伝統的なデザインや間取りを参考にしてつくられている建築、といって良いでしょう。日本のハウスメーカーよりも玄関アーチの実績が多く、多種多様なデザインも取り扱っているため、アーチ形デザインを考えているなら輸入住宅を検討してみるのがおすすめです。
2.玄関を素敵に変えてみよう
玄関をアーチ形に変えるのは、注文住宅ではもちろん、リフォームとして玄関を変えることも可能です。これまでのシャープな印象の玄関から一転、玄関をアーチ形に変えることにより、優しさとあたたかみのある家に生まれ変わらせることができます。
1-1.なぜ欧米ではアーチ形玄関が主流?
ところで欧米ではなぜアーチ形の玄関が主流なのでしょうか。はっきりとした理由はありませんが、欧米の場合天井の高い教会や、ゴシック様式といったインテリアデザインが昔から存在していました。アーチ形は玄関に限らず、内側のドアやインテリアとしてもさまざま使われています。丸みの帯びたデザインは解放感があり、外側からも内側が覗けるといったことから、アーチ形を特徴とする天井様式が主流になっているようです。
ちなみに 欧米の家の玄関ドアは「内開き」が一般的です。内側に開くことで玄関アーチが天井の低いデザインでも支障はありません。しかし、日本の場合は外開きが一般的なので、玄関がアーチ形だとドアがぶつかってしまうリスクがあります。たとえば国内でアーチ形のドアを作る場合は、開いたときに支障にならないよう、やや大きめの玄関スペースが必要になります。
1-2.レンガや枕木とも相性が良い
最近の住宅で人気なのが「レンガ」や「枕木」といったあたたかみのあるデザインです。
レンガは赤い色が特徴であり、質感もやわらかみがあります。形や大きさも均一なため、全体デザインとして取り入れても家の一部分に使っても素敵です。枕木は庭や玄関ポーチの足場として活用されることも多く、ランダムに敷くことによりこちらもやわらかみのある印象を出してくれます。
玄関アーチはこれらのレンガや木材との相性も良く、取り入れることによりおとぎ話の世界のような家を作ることも可能です。家の外観にあたたかさや可愛らしさがほしい、そんなときは「玄関アーチ+レンガ」といった組み合わせを取り入れても良いでしょう。ちなみにコストの高いイメージのあるレンガや枕木ですが、近年ではレンガ風に加工されたコスパに優れた素材があったり、価格を抑えた木材などもあり人気が高まっています。
1-3.内装をアーチ型に取り入れる方法も
玄関アーチは家の外観を印象付けるものですが、内装にアーチ形の入り口を取り入れても、部屋の印象をとても和らげることができます。たとえば、洗面所の入口をアーチ形に変えた場合はどうでしょうか。四角い通常の入り口と違い、アーチ形に変えることでグッと温かみが増します。また日当たりの良い部屋にあえてアーチ形の入口を加えることで、暗い場所から明るい部屋へと解放感が広がり、部屋全体が明るくなるといった効果もあるようです。玄関よりも内装の方がコストを抑えられることもあるので、内装リフォームを検討している際はアーチ形の導入を取り入れても良いでしょう。
3.アーチ形玄関のメリット
では玄関をアーチ形に変えることにより、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。たったドア一枚がアーチ形になるだけで、その見た目や印象は驚くほど変わるようです。
3‐1.何と言っても外観が素敵
アーチ形玄関の特徴は、何と言っても家全体がオシャレになり、欧米のモデルハウスのような外観になることです。たとえ家全体がやや古くても外壁がすこし剥がれていても、玄関が素敵なデザインであれば、古いことすら含めて「素敵な洋館」といったイメージをつけることができるでしょう。入り口が素敵な家には、多くの人が入りたいと思うものです。玄関アーチにすることにより、魅力のある家として存在することができます。
3-2.庇(ひさし)をつけなくても良い
庇は、玄関や窓、勝手口などに取り付けられている小さな屋根のことです。これが付いていることで、日よけになったり雨や雪の侵入を防ぐことができます。
玄関にアーチをつける工事として、庇をつけなくても良いように、玄関ポーチ部分だけをへこまして施行されることがあります。こうすることでデザイン的にもすっきりとし、庇よりも雨風をしのげるといったメリットがあります。また木製のドアやオレンジ色と言った可愛らしい玄関には、庇よりもこうしたデザインがしっくりと合うでしょう。
まとめ
日本では直線的なデザインが当たり前となっている玄関口ですが、欧米の家のようにあえて丸みを帯びたアーチ形にすることにより、家の印象はとてもやわらかいものになります。またアーチ形玄関は庇をつける必要もなく、玄関ポーチをへこませることにより、もっとスタイリッシュな家にもなれるでしょう。
玄関アーチのデザインを多く取り扱っているのは輸入住宅などを中心とした会社が多いです。新築だけでなく、中古住宅のリフォームも手がけていることが一般的なので、気になる方は気軽に相談してみてはどうでしょうか。玄関をリフォームすることは家全体の印象を変え、住む人の気持ちまでも明るいものにしてくれそうです。