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自分の家を職場にしよう!仕事に集中できるホームオフィスの作り方
子供の勉強部屋については、本やインターネット上でたくさんの情報を得ることができますが、大人の「仕事部屋」に関する情報はまだまだ少ない気がします。インターネットを通して仕事をする人が増えた今「ホームオフィス」を作りたいと考えている人が増えているのです。ここでは、ホームオフィスにおける家だからこその問題点と、それをクリアする方法についてお話します。
- INDEX
1.そもそもホームオフィスとは何か
まずはホームオフィスの定義について見ていきましょう。
ホームオフィスとは、電子メール、FAX、インターネットなどを活用することにより自宅(home)を仕事場(office)に用いることである。 ホームオフィスはパソコンやインターネットをはじめとする情報技術・通信技術の発達や低価格化によって台頭してきた仕事のスタイルであるといえる。
参照https://www.weblio.jp/content/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9
つまり、ホームオフィスとは、通勤や会社勤めをせずに「家で仕事をする人のための部屋」をいいます。空いている部屋があれば、そこを仕事場として活用するのが良いでしょう。昔から、漫画家や小説家の人はホームオフィスを活用しているといえそうです。
1-1.ホームオフィスが増えてきた背景
ホームオフィスが増えてきた背景としては、日本人における働き方が 徐々に変わってきたことがあります。昔はサラリーマンと言えば、満員電車に揺られ会社へ勤めることが一般的でした。しかしフリーランスという言葉が発展してきたように、インターネットの普及とともに家で仕事ができる職種も増えてきたのです。
例えば Web デザイナーや Web ライターの仕事は、ネット環境が整っていればパソコン1台で仕事をすることができます。わざわざ会社へ出向かなくてもSkype などを使って会議をすることも可能です。時間を有効に使うためにも自宅で仕事をする人は増えています。
また女性の社会進出が増えてきたこともホームオフィスに関係があります。子育てをしながら在宅で仕事をしたい、そう考える女性はたくさんいるのです。
1-2.ホームオフィスのメリット、デメリット
メリット
- 通勤をしなくても良い
- 自分の都合の良い時間に働くことができる
- 小さな子供がいる人でも働きやすい
- 職場の人間関係に悩む必要がない
ホームオフィスは自由度の高い働き方をすることができます。ちょっと体調の悪い時は休みながら仕事をすることができ、雨や雪で通勤が大変といった、天候に左右されることもありません。あくまでも自分のライフスタイルを優先して都合のよい時に働くことができるのです。
デメリット
- オンとオフの切り替えがなかなかできない
- 常に職場にいるような感覚でストレスを感じることも
- 通勤がないぶん太りやすい、運動不足になるケースも
ホームオフィスは便利な反面、プライベートも職場も自宅になってしまうので、なかなか気持ちの切り替えが難しいケースもあります。また、子供が入ってきて邪魔をされたり、書類を汚されたりするリスクもあります。
そして、実際にホームオフィスで働く人の多くが「運動不足」を実感しています。朝起きて数歩歩いただけで職場という環境は、便利なようで体にはあまり良くないでしょう。在宅勤務になったとたん、体重が激増してしまった人も多いので要注意です。
2.働きやすいホームオフィスを作るポイント
ここからは実際に、ホームオフィスを作る際のポイントについて見ていきましょう。ホームオフィスは、働き方によってはリビングにパソコンを設置するだけでも良い場合もあるでしょう。しかし職場と自宅とのメリハリをつけないと、働き方に支障が出ることもあるのです。
2-1.自宅と職場の区別をつける
ホームオフィスは、できれば一つの部屋を仕事の部屋として使うことが望ましいです。この部屋は自宅ではなく、仕事の部屋だと割り切ることにより、気持ちのうえでのメリハリをつけることができます。
しかし一つの部屋をホームオフィスとして使うことができない場合は、リビングなどの一角にホームオフィスを作る必要があります。多くの場合パソコンやプリンターなどを設置することになるでしょう。その際はカーテンや棚などを設置し、リビングと仕事部屋の区別をつけることがポイントです。ある程度仕分けをしておいた方が、気持ちの上でのメリハリをつけることはもちろん、子供に対し、ここのスペースには入らないように注意することもできます。
2-2.働きやすく収納を工夫する
ホームオフィスのもう一つのデメリットとしては、仕事で使うものを家に置くため、どうしても部屋全体がごちゃごちゃしてしまうという点です。一般的な会社ではデスクや棚が用意されていますが、自分の家で仕事をする場合、それらのオフィス用品は自分で用意しなくてはなりません。
なるべく必要最低限のものだけを置くようにし、資料やファイルなどは取り出しやすいように工夫しましょう。デスク上に物が散乱すると仕事の進行状況にも影響が出ます。ホームオフィスのスペースに合わせた家具などを設置し、動線をうまく使えるように工夫しましょう。またパソコンやプリンター、スマホなどの電源コードは、思っている以上に場所を取ります。どこに主電源を置くかを考え、ボックスなどを置いてすっきりと収納しましょう。
参照https://www.inos-ie.com/topics/2019/08/20190819001042.php
2-3.デスクや椅子は慎重に選ぶ
ホームオフィスの場合、家にあるソファーやダイニングテーブルなどを利用し、仕事をする人も少なくありません。確かにほんの2~3時間であれば、家の家具がホームオフィスとして使えることもあるでしょう。
しかし、本格的に家で仕事をするとなると、体に支障がないようオフィス用のデスクやデスクチェアを選ぶ必要があります。長時間パソコンに向かって仕事をする場合、専用の机や椅子がないと肩こりや腰痛を引き起こすのです。在宅でしっかりと仕事をする場合は、それ専用のデスクや椅子をしっかりと選びましょう。特に椅子は、自分の身長を考慮し、購入する際は店舗へ出向いて実際に座って確かめることがお勧めです。
3.こちらも便利!ホームオフィスに似た仕事場
家にはホームオフィスを設置するスペースがない、家ではどうしても集中して仕事ができない、そのような方には次のような仕事場がおすすめです。ここからはホームオフィスに似た仕事場を見ていきましょう。
3-1.レンタルオフィス
レンタルオフィスとは仕事で使うデスクや椅子、パソコンやネット環境が整っている個室向けの賃貸オフィスです。大きさはレンタルオフィスによって違いがあり、一人用の部屋もあれば、大人数で会議ができるような広いスペースのレンタルオフィスもあります。
また「コワーキングスペース」と呼ばれるレンタルオフィスもあり、こちらは一定のスペースを複数の人で分担して利用することができます。コワーキングスペースの方が空いている部屋を利用するイメージであり、価格も安いことが多いでしょう。
参照https://www.k-society.com/know_how/definition_of_rental-office/
3-2.シェアオフィス
シェアオフィスは、一つの会社が一つのオフィスを使うのではなく、複数の会社が一つのオフィスを借りて、その場を共有して使うシステムです。たとえば月曜から金曜日はデザイン事務所がそのオフィスを使い、土日は弁護士事務所が利用するといった使い分けができます。
また、共有して使える会議室やインターネット環境なども準備されているため、シェアオフィスへ行けばスムーズに業務をすることが可能です。備品などを借りれるほか、複数の会社と共有して使えることにより、情報交換や業務上での協力をすることも可能です。
3-3.バーチャルオフィス
バーチャルオフィスとは、簡単にいうと「仮想の事務所」です。シェアオフィスやレンタルオフィスのように、実在する事務所ではありません。実際に事業は行うことがなくても、「ここで仕事をしている」という住所貸しが主な目的となります。
バーチャルオフィスに登録をすれば、そのオフィスの住所を使って郵便や電話の受け取りなどが可能になります。例えば、普段は自宅で仕事をしているが、なるべく自宅の住所は仕事関係の人に知られたくない、という人もいるでしょう。そのようなときにバーチャルオフィスを利用すれば、仕事上の住所を別に登録することができます。
参照https://suke10.com/article/1006325
まとめ
働き方が多様化しているなか、自宅で仕事をする人も増えてきました。ホームオフィスはまさにそのような働き方をしている人にぴったりのスペースです。
また近年では副業をする人が増え、家に帰ってから第二の仕事をする人も増えています。ホームオフィスは副業のためのスペースにもなるでしょう。ホームオフィスを作るには、プライベートと職場の区別をしっかりつけ、やる気を維持できるようなワーキングスペースになるよう、工夫してみましょう。