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ウォークインクローゼットって本当に便利?そのメリットとデメリット
あたらしい家を作るとき、一番悩むのは収納です。ウォークインクローゼットがあれば、沢山の衣類を収納できるし、管理も楽になるかもしれません。
しかし、ウォークインクローゼットは設置する場所や使い方によっては、デメリットが生じるケースもあります。ここではウォークインクローゼットのメリットやデメリット、これから家に設置する人へのアドバイスなどについて紹介します。
- INDEX
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- 1.ウォークインクローゼットとは
- 1-1.ウォークインクローゼットのメリット
- 1-1-1.すべてクローゼット内に収納できる
- 1-1-2.大型のモノを保管するのにも便利
- 1-1-3.衣替えも便利
- 1-2.一方でこのようなデメリットも
- 1-2-1.かなり大きなスペースが必要
- 1-2-2.収納上手でないとゴチャゴチャになる
- 1-2-3.モノがどんどん増えてしまう
- 2.これからウォークインクローゼットを設置するなら
- 2-1.一部屋設置するつもりのスペースが必要
- 2-2.コンセント、窓、照明はあった方が良い
- 2-3.設置する場所を考える
- 3.ウォークインクローゼット使い方のコツ
- 3-1.1面は空けておくくらいの余裕を持つ
- 3-2.定期的な換気をおこなう
- まとめ
1.ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットとは英語でwalk‐in closetと表し、いわゆる歩いて入るほどのスペースがあるクローゼットを指します。 人が入れる広さなので、少なくとも2畳以上はあると考えられるでしょう。
昔からある収納といえば押入れがあります。しかし押入れの場合は上段と下段に分かれており、人が歩いて通れるスペースがありません。
その点、ウォークインクローゼットの場合は人が歩いて収納をすることができるため、スペース的にも余裕があり、収納するのも楽です。そのため近年では「WIC」と見取り図に書かれている、ウォークインクローゼット付きの物件が人気になっています。
1-1.ウォークインクローゼットのメリット
まずはウォークインクローゼットのメリットについて見ていきましょう。
1-1-1.すべてクローゼット内に収納できる
ウォークインクローゼットは、とても広い収納スペースであることが多いため、洋服以外の物を収納しておくこともできます。収納できるモノの一覧は次のようになります。
- コート、スーツなど洋服全般
- 靴
- バッグ
- 帽子やベルトなどの小物
- スーツケースなど大きなもの
ウォークインクローゼットがない場合、洋服は洋服ダンスに、靴は玄関に、バッグはそれぞれの自室に、など、収納場所がバラバラになってしまうでしょう。そうなると、どこに何をしまったか分かりにくく、コーディネートをする際にも、いちいちモノを探さなくてはなりません。
しかしウォークインクローゼットがあれば、すべてのモノをクローゼット内に収納することができるため、探す手間が省けます。ウォークインクローゼット内に着替えるスペースがあれば、その場でコーディネートを完成することもできるのです。
1-1-2.大型のモノを保管するのにも便利
スーツケースや、冬用の羽毛布団などを保管するにも、ウォークインクローゼットは便利です。これらのモノは、押し入れの下段に保管をする人も多いのですが、押入れには高さや奥行に上限が あり、重ねて収納をすると出しにくいという欠点があります。
その点ウォークインクローゼットなら、一部屋を収納のために使っているようなものなので、収納する際にもしまいやすく、出しやすいというメリットがあります。モノが多くて部屋がゴチャゴチャになってしまうという人も、ウォークインクローゼットがあるおかげで解決できることが多いです。
1-1-3.衣替えも便利
ウォークインクローゼットの場合、季節ごとの洋服をすべて収納することができます。しかも、ハンガーごと掛けて収納することができるため、季節が変わっても、タンスの入れ替え作業といった手間がありません。
家族全員分の洋服をかけておくのは難しいにせよ、収納ボックスに季節ごとの洋服をまとめて入れておけば、そのボックスの中身を変えるだけであっという間に衣替えが完成します。洋服は部屋を散らかし、更衣に時間が掛かるといったこともあります。しかし、ウォークインクローゼットがあれば、そのような問題を解決することもできるのです。
1-2.一方でこのようなデメリットも
今や、魅力的な設備として欠かせないウォークインクローゼットですが、設置する場所や使い方によっては、デメリットになってしまうこともあります。
1-2-1.かなり大きなスペースが必要
ウォークインクローゼットは、最低でも2畳以上のスペースが必要です。しかも、家族全員分のモノを収納するのなら、4畳半程度の小部屋スペースが必要でしょう。
そのため、5LDKといった大きな家の場合は、一部屋をウォークインクローゼットとして使うことも可能です。しかし、2DKといった部屋数が少ない場合、ウォークインクローゼットを設置しただけで住むスペースが狭くなってしまいます。
これからウォークインクローゼットを家に取り付けるという場合、一部屋分のスペースがなくなっても良いかを判断する必要があります。
1-2-2.収納上手でないとゴチャゴチャになる
ウォークインクローゼットは収納スペースが広い分、モノをどんどん入れてしまいがちです。そのためある程度収納上手な人でないと、クローゼット内はあっという間に物でごちゃごちゃになり、かえってモノが散乱してしまうでしょう。
ウォークインクローゼットはモノだらけの部屋を片付けたいために設置したはずが、逆にモノを詰め込み過ぎて探せなくなった、というケースは多いのです。ある程度計画性を持ってモノを収納していかないと、せっかくのクローゼットの機能が果たせなくなってしまいます。
1-2-3.モノがどんどん増えてしまう
こちらも上記と同じような例ですが、スペースがあるおかげで、モノを詰め込みすぎてしまうという事例は多いです。中にはウォーキングをするスペースがなくなり、そもそもクローゼットの中に入れなくなるというトラブルもあります。
あまり片付けが得意ではない、そもそも部屋がゴミ屋敷といった場合、ウォークインクローゼットを設置しても、部屋がキレイになることは少ないでしょう。まずはどのように収納をしていくかイメージし、定期的にクローゼット内を清掃するといったことも大切です。
2.これからウォークインクローゼットを設置するなら
ウォークインクローゼットは、既存の押入れを改造して設置することも可能です。設置する場所やスペース、デザインにもよりますが、大体10~30万円程度の費用で設置することもできるでしょう。これから家にウォークインクローゼットを取り付けたい場合、次のようなポイントを押さえておきましょう。
2-1.一部屋設置するつもりのスペースが必要
前述したように、ウォークインクローゼットはかなり広いスペースが必要です。押入れといった1畳分だけのスペースだけを改造することもできますが、その場合は中に入って収納をすることはできないので、ただのクローゼットになってしまうでしょう。
ハンガーパイプを回す「コの字型」といったウォークインクローゼットをイメージしている場合は、1部屋すべてを改築する必要もあります。部屋が無くなっても生活に支障はないのか、よく考える必要があるでしょう。
2-2.コンセント、窓、照明はあった方が良い
ウォークインクローゼットは、ただの物置場所ではありません。洋服を中心にしたモノがたくさん収納されているため、そこで着替えたりコーディネートを行うこともあります。
そのため、「コンセント」「窓」「照明」はあった方が便利です。コンセントは、洋服のホコリなどを掃除する時に必要です。そして窓は換気を行う際にあった方が便利です。窓がないウォークインクローゼットの場合、サーキュレーターなどを使ってクローゼット内を換気する必要もあります。そして、モノが多いクローゼット内こそ、明るい照明は必要になるでしょう。
2-3.設置する場所を考える
ウォークインクローゼットを設置する場所は寝室に近い場所が良いでしょう。その方が、朝起きてからすぐにウォークインクローゼットで洋服を選び、着替えることができるからです。
またウォークインクローゼットを誰が使うかによって、設置する場所を考えた方が良いでしょう。家族全員が更衣室として使う場合は、廊下に面した場所に作ることにより、家族全員が使いやすくなります。誰がどのようなニーズに合わせて使うのかを考え、設置場所を検討しましょう。
参照https://o-uccino.com/front/articles/58773
3.ウォークインクローゼット使い方のコツ
せっかく設置したウォークインクローゼットも、モノをただ詰め込むだけでは上手に機能することができません。最後に、ウォークインクローゼットを上手に使うコツについて紹介します。
3-1.1面は空けておくくらいの余裕を持つ
ウォークインクローゼットはモノを収納するための場所ですが、すべてギチギチに収納してしまうのはよくありません。例えば収納スペースがコの字型といった3面にわたってある場合、その1面程度は空けておきましょう。そうすることにより、急きょ購入したアウターを置くスペースになったり、衣替えの際に仕分けるスペースになったりします。
また、ある程度スペースを空けておかないと、クローゼット内はたちまち湿気だらけになってしまいます。大切な洋服を上手に保管するためにも、クローゼット内はある程度の余裕をあけておきましょう。
参照https://www.irisplaza.co.jp/media/A13890751755
3-2.定期的な換気をおこなう
ウォークインクローゼットは、洋服を中心にした布製のモノを置くことが多いため、定期的に換気をしないと洋服が傷んでしまいます。クローゼット内に換気扇などがあれば便利なのですが、それがない場合は窓を開け、新鮮な空気を取り込むようにしましょう 。
また窓がない場合は、サーキュレーターや扇風機などを使い、クローゼット内の空気を循環します。このひと手間をしないと、洋服に湿気がたまり、虫食いやカビが発生しやすくなってしまいます。
まとめ
ウォークインクローゼットは、新しい物件では必要な設備とされ、設置されている物件ほど人気が出ています。
しかし、せっかくのウォークインクローゼットも、計画的にモノを入れて換気をするなどしないと、上手に使うことはできません。モノをただ詰め込み過ぎてしまえば一部屋分のスペースを無駄にしていることになるのです。
これから家にウォークインクローゼットを設置する場合は、どこにどの程度のスペースで置くのかを考え、ぜひ有効的に使っていきましょう。