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2020.06.23

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普段は興味ないのに… 新築物件だと急に気になる家相や風水

いつもは占いやご利益などに全く興味を示すことがなかったとしても、大きな買い物である「家を買う」となったら別です。これから何十年も住む家なので、家相や風水が気になるのは仕方のないことでしょう。

ただ、「気になるところは全部風水に任せる!」となってしまっては、それが家族にとって住みやすい家になるとは限りません。今日は家を建てるうえでに気になる、家相や風水について考えていきましょう。

INDEX

1.家を建てるのが現実化すると突然家相や風水が気になりだす

普段から家相や風水を気にしている、という人は少ないと思われます。しかし、新しい家に引っ越しをしたり、これから新築で家を建てようとなれば、話は別です。

つい「玄関はどの方角が良いか」「寝室はどの向きに窓を付ければ運気が上がるか」など、スピリチュアル的なものに頼りたくなる人は増えています。まずは、風水や家相とは何か、おさらいしてみましょう。

1-1.そもそも風水の発祥とは

風水は5,000年以上も昔の中国で発祥した環境哲学であり、自然と人々の暮らしをより良いものにするための智慧として受け継がれてきたものです。

日本で風水と言えば「気学」や「九星占い」を思い浮かべる方も多いと思いますが、気学や家相を用いた風水と、中国に伝わる風水が大きく異なることは、日本ではまだあまり知られていないようです。

参照https://www.tfhikkoshi.com/special/fengshui/kiji-01/

風水の歴史はなんと5000年以上も前!そのような古い歴史があると、つい運命的なものも感じて信じてしまう人が多いのも分かります。
ただ、風水は目に見える形で、何か成果を成し遂げるわけではありません。

例えば「風水のおかげで病気の家族が健康になった!」などという話も聞きますが 、それが本当に風水のせいなのかは誰にもわからないのです。 

1-2.家相とは何か

そして家相も、元は中国からやって来た「環境学」という占いの一種です。家の間取りと方角を考えた占いであり、さまざまな家の状況を調べた結果、その家が運気を上げるのか、それとも下げるのか、鑑定することで家相という占いが発展してきました。

もともと中国発祥の家相ですが、日本の場合、江戸時代独自に発展してきたという文化もあります。将軍などを中心とした地位にある人が家相を頼り、そのアドバイスに従い城を建てたという見聞は数多く存在します。

また、昔は「家相が悪いとそこに住む人全員に災いが起きる」とも言われており、家相は家を建てるうえで非常に重要なものだったのです。

2.家相、風水にこだわる人がおちいりがちな事

家相や風水には古い歴史があり、その方角や建物に関するアドバイスも、現代において納得できるものは多いです。

例えば方角的には悪いとされている「北」に関しても、風水のなかには「玄関に限っては良い運気を取り込む」といったものもあります。リビングなどを北にすると日当たりが悪くなるため、玄関を北にするのは生活するうえでもっともだといえるでしょう。

ただ、アドバイスによっては北側の玄関がいけない、といったものもあります。そんな風水や家相ばかりに頼ってしまい家を建てると、大きなトラブルが発生することにもなるのです。

2-1.~しなければならない、という思い込み

家相や風水をあまりにも信じてしまうと「あの部屋は絶対に南側に配置しなければならない」とか「お風呂場は北側においてはいけない」といった、強い思い込みが生じることもあります。

例えば注文住宅を建てる際、子供部屋の多くは2階の日当たりの良い場所に設置するのが基本です。しかし風水の方角によりそちらは悪いと判断された場合、子供部屋を寒い北側にしようかと迷うこともあるのです。

そのような部屋を実際子供が使うとなると、冬はとても寒く夏は非常に暑いといったトラブルが起きます。結果的に子供部屋は使えなくなったり、冷暖房費が上がったり することにもなります。

2-2.家族間でトラブルが起きる

風水や家相でのトラブルで最も多いのは家族間での問題です。風水を信じて家を建てる場合、実は家族全員が同じ考えであることは少ないのですお父さんだけが強く風水を信じていたり、反対にお母さんが家相を気にして建設に反対したりと、家族間で大きなトラブルに生じることは少なくありません。

最悪の場合、風水をめぐる間取りのトラブルで「こんな家には住めない」といって片方が出て行ってしまうこともあります。本来幸せになるはずの風水や家相が原因で、夫婦が離婚してしまうようなことになっては、元も子もありません。

3.家相や風水でのトラブルを防ぐには

家相や風水にこだわり過ぎてしまうと、必ずといって良いほどトラブルが起きます。では、そうしたトラブルを未然に防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。ここからは、新築住宅における風水への考え方や、トラブル回避について見ていきましょう。

3-1.まずは譲れない点をあげてみる

家相や風水にこだわる人の場合「書斎は絶対に南側」とか「お風呂場は北側に窓を付ける」など、こうしなければならない、というこだわりがあります。その全てを受け入れようと家族の反対などにあい、トラブルにも発展するでしょう。

そこで風水にこだわる人の場合「絶対に譲れない点を書き出してもらう」のがポイントです。

例えば、「書斎は南側、お風呂場の窓は北側、階段は西側に設置する」というこだわりがあったとします。しかし、実際にそれらを設計してみると、階段を西側にしたら収納場所がなくなるなど、住むうえで支障が出てくることも多いのです。

そのようなとき、「お風呂場の窓は北に設置するから、階段は東側にして収納を増やそう」といった提案ができます。1つは受け入れるから、もう1つは妥協できないか、そのように話し合いを進めることで、間取りがスムーズに決まることもあります。

3-2.間取りで対応できない場合は小物で対応することも

家相や風水と聞くと、部屋自体の向きや方角が正しくないとダメ、というイメージもあります。しかし、特に風水のアドバイスは臨機応変にできていることが多く、たとえ方角的に悪い部屋でも、
小物を飾ることで運気が舞い込む、といったことが多いのです。

例えば北側にある書斎は運気が下がり、仕事運が悪くなる、といった風水もあります。しかし、北側に白やオレンジ色の花や小物を添えることにより、仕事や金運が上昇する、というアドバイスもあるのです。

部屋の方角は悪くても、家族運や人気運を呼び込む緑の観葉植物を置くことにより、運気が上昇するという風水は多いです。インテリアを工夫して運気をアップさせる方法も考えましょう。

参照https://myhome.nifty.com/column/rent/181205266830/

3-3.風水は占う人によって言うことが違う

家相や風水、という言葉をネットで調べると、実に多種多様なサイトが出てきます。しかもそれらの内容が同じということはほとんどなく、占いによっていうことが違うのです

これはネットに限らず、占い師の先生も同じです。あの先生は北側の玄関が悪いというが、この先生は玄関とお風呂場がつながっているから良い、ということも珍しくありません。

たとえ間取りが風水的に良くなくても、違う先生や情報においては幸運だと判断されることもあります。この間取りでは不幸になる」といった思い込みを捨ててみるのも大切でしょう

参照https://www.tfhikkoshi.com/special/fengshui/kiji-07/

4.困ったときは設計者に相談を

家相や風水で悩み、なかなか家を建てられない場合は、建築士や設計者などのプロに相談するのがおすすめです。設計者のなかにはある程度風水に関して知識がある人も多く、住みやすい家を追求しながら、納得のできる間取りに導いてくれることもあります。

4-1.使いやすさも重視して間取りを決めよう

風水的には良くないとされている設計でも、実際にその設計にしてみたら動線が良くなり、住みやすくなることは多いです。反対に風水的には非常に良い間取りでも、住んでみたら動線がおかしく、生活がしにくいこともあります。

設計者の多くは住みやすさを優先して家を建てますが、どうしても風水の件で譲れない場合は相談してみると良いでしょう。

例えば、運気があがるよう西側にドアをつけたい場合、実際に西側にドアをつけると収納場所が確保できない、といった問題も起こります。しかし相談をした結果、西側にドアをつけつつ、引き戸にすることで収納を確保できるといったケースもあります。

4‐2.家相や風水に沿った設計も多い

新築住宅を建てる際、相談をすれば「家相や風水の希望に極力沿った家」を建てることも可能です。あまりにも細かい注文には対応できないことがあっても、例えば「玄関に天窓を付けて運気をアップする」とか「東南方向にリビングを設置して家族運を上げる」などは、基本的に多くの住宅でも取り入れられています。

また、家相や風水においては日当たりと風通しが良い」という条件があえば、運気が上がるとされていますこの2つを基準に考えて家を建てれば、おのずと理想とする家が手に入るのではないでしょうか。

参照https://suvaco.jp/doc/klug_fengshui1-171128

まとめ

風水や家相は、一度気になりだしたらなかなか頭から離れないかもしれません。ただ、あまりにもこだわりすぎると他家族からの反感をかったり、動線が悪く動きにくくなることも考えられます。

風水や家相にはいろいろな考えがあり、気持ちを明るくしてくれる小物を置くことで運気が上がることも多いです。まずは明るくて風通しのよい家を基本に考え、理想の住宅を手にしましょう。

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