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庭仕事をもっと楽しく、美しく レイズベッドを取り入れよう
庭にきれいな花を咲かせたい、無農薬で家庭菜園を作ってみたい。庭のある家ならだれもが考えることです。でも、現実は厳しいことが多いでしょう。
まず、一番の問題は雑草です。抜いても抜いても次々に生える雑草…。長時間腰をかがめて雑草を抜くのはなかなか大変な作業です。また、花をたくさん咲かせるために、どんどん植物を庭に植えてしまうと、雑草と植物の違いが分からなくなることもあります。
庭仕事を楽しむには楽な姿勢で、頑張らず、をモットーにしましょう。その2つの問題をサポートする方法として、「レイズベッド」というものがあります。今回はガーデニングにおけるレイズベットについて詳しく見ていきましょう。
- INDEX
1.ガーデニングにおけるレイズベッドとは
レイズドベッドとは、簡単にいうと「花壇の一種」です。公園などに行けばは、腰の高さあたりに花壇が並べられており、キレイな花を見ることができるでしょう。レイズベッドは、分かりやすくいうと、そのような公共施設で見られるキレイな花壇をいいます。
1-1.レイズベッドの仕組み
レイズベットは、基本的に地植えで花を咲かせるのではなく、レンガや木材のエクステリアを使い、植物を育てます。また、いきなり土を入れて植物を育てるのではなく、軽石などを下に敷いて、水はけをよくします。こうすることで通気性も良くなり、多くの植物を育てることができるでしょう。
レイズヘッドは好みの高さにすることができます。かがむ必要がないよう、腰までの高さに設置しても良いですし、地面から数十センチ高くすることで、見た目のバランスを整えることも可能です。
1-2.レイズベットを設置するメリット
レイズベットを庭などに設置すると、次のようなメリットがあります。
- 地面より高さがあるので、植物の手入れが楽
- 高さがあることで見た目のバランスが良くなる
- 道路沿いに面した庭の場合、多くの人に楽しんでもらえる
- 植物の種類を分けやすい
- 雑草が生えにくい
庭に、どんどん植物を植えていくと、雑草に交じって何が何だか分からなくなることもあるでしょう。また、例えばハーブを地植えした場合、繁殖力の強いハーブだと、庭全体に繁殖してしまうこともあります。レイズベットを設置すれば、植物をしっかりと分けることができ、見た目もキレイです。そして、何より高さがあることで見栄えが良くなり、ワンランク上のガーデニングを楽しむことができるのです。
1-3.レイズベットのデメリット
一方で、レイズベッドにはは次のようなデメリットもあります。
- ガーデニング初心者にはやや難しい
- 設置する規模によっては労力が必要
- 木材の場合、白アリに要注意
レイズベッドは簡単にいうと、大きな植木鉢にガーデニングをするイメージです。しかし、初めて設置するときは、木材なら白アリ処理をほどこし、水はけを良くするために軽石を敷き詰めるといった手間が掛かります。そのため、全くのガーデニング初心者にはちょっとハードルが高いこともあるでしょう。
それでも、最近では手軽に始められるレイズベットセットなども売られています。庭があって、手入れや見た目に困っている、という人なら、ぜひレイズベットに挑戦して欲しいです。
2.レイズベッドに必要な材料とは
レイズベットを設置する場所は、基本的に庭となります。ベランダでも設置することはできますが、その場合は「ベジトラグ」と呼ばれる、脚つきのコンパクトなプランターを設置すると良いでしょう。ここからは、基本的に庭におけるレイズベットの材料を紹介します。
2-1.園芸店やネットで一式そろっていることもある
初めてレイズベッドを設置したい場合、はじめからセットになっているものを購入するのがおすすめです。園芸店やネットには「立ち上げ花壇セット」や「レイズベッドセット」といった名前で、材料がすでにセットで売られているものもあります。
例えば、レンガをベースとしたレイズベッドセットなら、複数のレンガを並べて囲みを作り、庭に設置するだけで完成です。セットになっている商品は軽量化されていることが多く、持ち運びにも便利です。
2-2.公園の花壇にあるようなレンガセット>
そこでおすすめなのが、プラスチック製の目地がベースとなった、レンガ花壇セットです。モルタルを使わなくても簡単に組み立てができ、レンガの形をうまく組み合わせることにより、好きな形にアレンジすることができます。レンガセットは土の上だけでなく、コンクリートの上にも設置できることが多いです。そのため、庭だけでなく、玄関先に設置することもできるでしょう。
2-3.枕木を積み重ねる方法も
もう少し本格的なレイズベッドを作りたい場合は、木材を使用する方法もあります。門柱などに使われる枕木を利用することにより、工夫次第でオリジナルのレイズベッドを作ることができるでしょう。
ただ、木材を使ったレイズベッドは、必ず害虫処理済みのものを使うようにしましょう。レイズベッドは植物に水をあげる際、木材も水分を含んで白アリが発生しやすくなります。大型のレイズベッドを設置する場合は、エクステリア専門の業者に頼むのもおすすめです。
2-4.花壇ブロックはデザインが豊富
レイズベッドは、ブロック塀風のデザインも人気です。ネットで「置くだけ花壇」といったワードで検索すると、多くのデザインが楽しめるレイズベッドセットが売られています。
このようなレイズベッドセットは「花壇ブロック」とも呼ばれ、置く場所やスペースも好きに選ぶことができ、人気です。ただ、材質をレンガにしてしまうと、大き目のレイズベッドでは総重量が100キロを超えることもあり、注意が必要です。とりあえず、小さめの花壇ブロックを設置したいのであれば、重ねて使うこともできるプランタータイプの素材を選んだ方が良いでしょう。
3.レイズベットの設置方法
レイズベッドの多くは、素材を好きな形に設置するだけで作ることができ、とても便利です。しかし、ただ設置するだけでは、水はけが悪くなったり、花壇自体にグラつきがでて不安定になったりすることもあるでしょう。ここからは、レンガと木材、それぞれのレイズベッドの設置方法を紹介します。
3-1.レンガをベースにしたレイズベットの設置方法
レンガをベースにしたレイズベッドは、もっともスタンダードな素材といえます。また、売られているレンガ調のレイズベッドは、変形可能なプラスチック素材か、重みのあるコンクリート素材が多いです。頑丈に設置する場合は、素材の重量も重視して選びましょう。
作り方
- レンガを設置する場所に枠組みだけ組み立てる
- ミズノ逃げ場ができるよう、底にレンガは置かず、四方を囲むようにする
- 底に軽石を敷き詰める、大体5~10cmの厚さになるよう敷き詰めていく
- 培養土を入れる
- 水を入れて、底から水が流れるか確認する
- 好みの植物を植えて完成
3-2.木材を使ったレイズベットの設置方法
木製のレイズドベッドもは、より高さを出したいときなどに便利です。レンガやコンクリートに比べると軽い素材で設置できることもあるので、腰当たりの高さに設置するときにも便利でしょう。
ただ、木材は経年劣化するので、耐久性には注意です。白アリに侵食されることも多いので、木材選びには注意しましょう。
作り方
- 防腐処理済みの木材を用意し、枠組みを作る
- 土の上に直接置くと腐ってしまうため、レンガなどのうえに木材を載せる
- 土が木材に触れないよう、木材の内側に樹脂の板を貼り付ける
- 底に軽石をしきつめ、培養土を入れ、水が流れるか確認
- 好みの植物を植えて完成
木材を使ったレイズベッドの場合、レンガやコンクリート調のものより手間が掛かります。特に、板を貼り合わせて作るとなると、防腐剤を塗ったり、レンガをベースにしたり、想像以上に大変です。また、素人が作ると、使用して数年後には白アリが発生するといったリスクもあります。
木材である程度大きなレイズベッドを設置する場合は、専門業者にお願いしたほうが良いでしょう。また、見た目は木目でも、素材はコンクリートといったレイズベッドを選ぶことにより、経年劣化を防ぐことができます。
参照 https://agripick.com/1006
まとめ
レイズベッドは、とても上級者向けのガーデニングにも見えますが、実際にやってみると簡単です。ネットやホームセンターでは「置くだけ花壇」といったようなネーミングで、セットとして売られていることも多いです。枠組みだけを設置し、軽石を敷き詰めればほぼ完成します。
せっかく庭やベランダがあるのなら、ぜひレイズベッドを設置して、見た目もオシャレなガーデニングを楽しんでみましょう。レイズベッドを一度設置すれば、雑草抜きや植物の交雑を防ぐこともでき、ワンランク上のガーデニングを楽しむことができます。