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エアコンからポタポタと水滴が!原因と自分でできる応急処置
夏になるとエアコンから水滴がぽたぽた垂れて、下においてあったソファが濡れていた…なんていう経験はないでしょうか。ソファが濡れるだけならまだ良くて、エアコンの水滴が原因で家電がこわれた、というトラブルもあるようです。
多くの人が経験しているエアコンからの水滴、その原因は何なのでしょうか。業者を呼ばなきゃ!と電話を手に取る前に、自分でできることはないかチェックしていきましょう。
1.エアコンから水滴 その原因とは
エアコンはもともと、室外機のそばにある排水ホースから水が出る仕組みになっています。この水が流れ出るホースをドレンホースといいます。
ドレンホースから流れる水は、冷房機能や除湿運転をした時に、吸い込んだ空気を熱交換器が冷やすことで結露になって流れ出るものです。 暑い日にエアコンをすると、外にあるドレンホースからはたくさん水が流れ出てくるでしょう。しかし、このドレンホースになんらかのトラブルが生じると、室内にあるエアコンが水漏れを起こしてしまうことも多いのです。
参照 http://n-faq.daikincc.com/faq/show/13223?category_id=822&site_domain=n-faq
1-1.よくある原因その1 ドレンホースの詰まり
エアコンから水滴が落ちてくる理由は、このドレンホースが原因であることが多いです。エアコンの水漏れが起きるケースとしては
・ドレンホースにゴミなどが溜まって排水できない
・ドレンホースの向きがおかしくなっていて排水できない
ということが多いです。
ドレンホースはエアコンの室外機側に設置されていることが多いため、簡単に点検ができます。まずはホースの内側にゴミがたまっていないか確認しましょう。ドレンホースには、葉っぱや土埃、髪の毛などが詰まっているケースも多いです。
また何らかの拍子にドレンホースの向きが上向きになってしまい、うまく排水ができないこともあります。特に台風のあとはドレンホースの向きが変わったり、ホース内にゴミが溜まったりすることもあるので、注意しましょう。
参照 https://yourmystar.jp/c0_1/c1_2/articles/air-conditioning-drain-hose/
1-2.目視で分からない場合は電気店に相談を
エアコンから水滴が落ちる原因の8割は、ドレンホースが原因です。しかし素人がドレンホースの不備を直せるのは、あきらかにゴミが詰まっていたり、ホースの向きがおかしくなっているときだけです。ホースの中心部分にあるゴミを取り出すのは大変であり、その他のホースの不備を見つけたりすることも難しいです。
ドレンホースはわりと簡単に取り外しができますが、その後正しく取り付けるのは難しいケースもあります。ホースに不備があると、この後のエアコンの動作もおかしくなります。自分で対処できない場合は、無理をせず電気店などに相談しましょう。
1-3.よくある原因その2 エアコン内のフィンが結露している
その一方、外にあるドレンホースからしっかりと排水されているのに、エアコンから水滴が落ちることもあります。
このような場合は、エアコン本体の内部にトラブルが起きていることが考えられます。修理でをしか対応がない場合もありますが、フィルターを掃除することで水滴が解決する場合もあるので、まずはこまめにお手入れを行っていきましょう。
2.エアコンのお手入れで水滴を防ごう
エアコンから水滴が漏れるのは、実はエアコンの汚れが原因であることも多いです。フィルターや、フィンを全く掃除していないという家は要注意。埃が溜まっているフィルターを使い続けることにより、思いがけず室内に水漏れが起きてしまうこともあるのです。
2-1.まずはフィルターを掃除
フィルターが汚れていると、次のような仕組みで水滴が落ちてくることがあります。
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フィルターの汚れが直接水滴を生み出しているわけではないのですが、フィルターが汚れているとエアコンの効きが悪くなります。そこで設定温度を下げてエアコン機能を頑張らせてしまうと、結露がたくさん発生してしまうのです。
まずはフィルターの掃除をしっかり行い、様子を見ましょう。フィルターを掃除しただけで、水滴トラブルが直るケースも少なくありません。
2-1-1.フィルター掃除は水洗いが基本
エアコンのフィルター掃除は基本的に水洗いができます。メーカーによっては水洗いできないものもありますが、多くのエアコンフィルターは水洗いが可能であり、歯ブラシなどで軽くすることによりホコリをしっかりと落とすことができます。
ピカピカに磨き上げたいときは、重曹や専用の洗剤を使って掃除をする方法もあります。ただあまりにも念入りに行うと、フィルターが破れる可能性もありお勧めできません。またすぐにエアコンを使いたい場合は、水洗いではなく、とりあえず掃除機の丸ハケでフィルターのホコリを吸い取るだけでも良いでしょう。
2-2.フィン掃除で水滴原因を予防する方法も
フィンとは、フィルターのすぐ奥にある、薄い金属の板がたくさん縦に並んでいる部分です。フィルターを取り外すと見えることが多いので、すぐ分かるでしょう。
このフィンにカビや汚れがたまっていると、エアコンから水滴が落ちてくる原因にもなります。
フィンの掃除はエアコンクリーナーを使って汚れを落とすことが一般的です。しかし、エアコンによってはクリーナーが使えないことも多いので、クリーナー使用はあまりおすすめできません。
自分でできるフィンの掃除は、まず溜まった汚れを落とすべく、掃除機でホコリを取ってあげることです。これだけでもエアコン動作がスムーズになり、水滴となる結露を予防することができます。
参照 https://yourmystar.jp/c0_1/c1_2/articles/air-conditioner-fins/
2-3.設定温度を上げて結露を防止
フィルター汚れやフィンの汚れが原因で水滴が落ちることも多いです。しかし、これらには共通点があり、エアコンの設定温度を下げることでエアコン内部に結露が溜まってしまうのです。
つまり設定温度を上げることにより、結露を予防することもできます。普段の設定温度が25°以下である場合、エアコン内部に結露がたまりやすくなっているとも考えられます。>水滴を予防するには、設定温度を上げることで解消されることもあるでしょう。
参照 https://yourmystar.jp/c0_1/c1_2/articles/air-conditioning-water-leak/
3.自分でできる掃除とプロに頼む掃除の違い
エアコンの掃除は、水滴トラブルに限らず年に一回しっかりと行うことが大切です。しかしプロが行うエアコン掃除は、およそ1万円程度のコストがかかるため、自分ですべて行いたいと考える人もいるでしょう。
しかし、自分で行えるエアコン掃除は、フィルター掃除やファンの掃除機、そして表面の汚れを取り除くだけです。掃除をしないでカビだらけの空気を吸い込むことを考えれば、コストをかけても年に1回プロに頼むことが重要です。
3-1.プロと自分のエアコン掃除の違い
プロが行うエアコン掃除と、自分で行うエアコン掃除は、次のような違いがあります。
自分で行うエアコン掃除 | プロによるエアコンクリーニング | |
掃除の範囲 | 表面、エアコンフィルター、 ファンの表面のみ |
吹き出し口の奥側
フィンの内部まで全般にわたる |
掃除の方法 | 掃除機をかける
フィルターを水洗いする |
高圧洗浄機や専用洗剤を使う
十分に汚れと洗剤を流すために、 |
メリット | コストがかからない
いつでも好きな時に掃除ができる |
エアコン内部まで掃除をするのでカビの心配がない。 エアコンの不具合も起きにくい。 |
デメリット | 内部の掃除はできないのでカビを予防できない
無理をすると感電や故障のリスクも |
コストがかかる
繁忙期は予約が取りにくいことも |
エアコンの掃除には、専用のエアコンスプレーが売られていることもあります。しかし、全てのエアコンに使える専用掃除スプレーというものはなく、素人がスプレーを使うことにより故障の原因になることもあります。
またプロの掃除の場合、洗剤をしっかり落とすため、すすぎの水を10リットル以上使います。素人が大量の水を使ってエアコンクリーニングを行うことは難しいので、念入りに掃除をしたい場合はやはり業者にお願いすることが大切です。
参照 https://www.osoujihonpo.com/guide/aircon/180720-01
4.年1回のクリーニングで水滴を予防しよう
エアコンから水滴が漏れてしまうのは珍しいことではありません 。その原因の多くは外側にあるドレンホースの詰まりや、フィルターが汚れていることがあります。近年猛暑が続く日本では、毎日エアコンを使うことが当たり前になってきました。こまめにエアコンの点検を行い、年に1度はエアコンクリーニングを行って、水滴などのトラブルを予防しましょう。