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2021.01.31

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お互いの健康と良い睡眠のために 夫婦の寝室を区切ることのメリット

子供の小学校入学をタイミングに家を建てるとなった場合、多くの家では子供部屋を作り、大人と寝室を別にします。ただそのとき、夫婦の寝室はどうでしょうか。新しい家の寝室はパートナーと一緒がいいですか、それとも別々がいいですか。

夫婦の場合「同じ部屋で眠るのが当たり前」「喧嘩をしているわけでもないのに寝室が別なのは変」という声は昔からあります。しかし、そうした常識にしばられて良質な睡眠をあきらめてはいないでしょうか。今日は夫婦の寝室を分けるメリットや、その具体的な方法について紹介します。

1.なぜ夫婦の寝室は大事と言われているのか

「夫婦仲を良くするために寝室は一緒が良い」そういった話を聞いたことはないでしょうか。確かに夫婦が一緒の寝室にいることで、お互いの安心を確かめられたり、コミュニケーションをはかったりすることができそうです。まずは、夫婦一緒の寝室についてのメリットについて見てみましょう。


1-1.コミュニケーションを図るのに寝室は大事

夫婦の寝室は、スキンシップをはかるのはもちろん、いろいろな会話ができる場でもあります。子供には聞かせたくないような深刻な話し合いも、夫婦の寝室があれば2人でしっかりと話合うことができるでしょう。こうしたことから、夫婦仲を良くするためにも、寝室は昔から夫婦一緒が良いといわれています。

1-2.安全性の面でも夫婦一緒の寝室は望ましい

夫婦一緒に寝ることは、お互いの安全を確認できることにもなります。例えば持病がある人の場合、夜中に何らかの異変が起きてしまっても、隣に人がいれば安全です。高齢者の場合は特に、体調の異変をお互いがケアすることもできるでしょう。また、不審者が夜に侵入してくるケースもあり、1人で寝るより2人で寝た方が安全といった声もあります。

2.一方で夫婦寝室にはデメリットも

しかし、近年の日本では「夫婦の寝室を分けたい」という意見が増えています。一緒に寝ることのメリットは分かりつつも、それ以上に離れて寝た方がメリットが高いと感じる人も多いのです。


2-1.夫婦一緒の寝室 そもそも日本人の考えには合わない

欧米の夫婦は、夫婦一緒の寝室で過ごすことが一般的です。これには昔からスキンシップやハグといったコミュニケーションを重視してきた背景があります。しかし日本人の場合そのような文化もなく、次のような理由もあって寝室を分けた方が良いとも言われているのです。

  • そもそも家が狭く1人の場がない。寝室も誰かと一緒だとストレスが溜まる
  • 会話を重視したコミュニケーションが多い
  • 高温多湿の日本では1人で寝た方が快適

もちろん、日本人でも夫婦の寝室を持っている割合は多く、それに満足している人もたくさんいます。しかし、我慢してパートナーと寝ている状況があるのなら、寝室を分けることを前向きに考える必要があるでしょう。

2-2.いびきや歯ぎしり…睡眠不足の原因

パートナーのいびきや歯ぎしりに悩まされ、睡眠不足になっている人は多いです。いびきは太っている人がなりやすい、というイメージもありますが、実はそうではありません。男女問わず年齢を重ねると喉の筋肉が衰え、寝ている間にいびきが出やすくなるのです。

これにより新婚時代はしっかり眠れていたのに、歳を重ねるにつれ相手のいびきや歯ぎしりで眠れない人は増えています。睡眠不足は健康を害する大きな原因なので、何らかの対策をしたほうが良いでしょう。

2-3.ライフスタイルの違いがある

共働き世帯が増えている現在、夫婦間でライフスタイルに差があることも多いです。例えば女性は朝早いパートのため夜9時には寝るが、夜遅くに帰宅する男性は夜中の12時ぐらいに寝る、といったこともあるでしょう。

睡眠時間や起床時間があまりにも夫婦間で違うと、相手の行動で目が覚めてしまい、なかなか寝付けないといったトラブルも起きます。 しっかりとお互いが働けるように、寝室を分けている家庭も多いのです。

3.夫婦の寝室 分ける家が増えている

このような背景もあり、最近では夫婦の寝室を分ける家が増えています。昔は夫婦別室で寝ていると聞くと、仲が悪いようなイメージもありました。しかし今では夫婦お互いが快適な生活を送るために、あえて寝室を分けるケースが増えているのです。 


3-1.寝室を分けることで生活が安定する

実際に夫婦の寝室を分けたケースでは、次のような嬉しい変化があるようです。

  • 熟睡できるようになった
  • いびきをかく相手にイライラしていたが、それがなくなった
  • 自分好みのエアコン調整ができる
  • 好きな時間に寝て好きな時間に起きることができる
  • 新型コロナウイルス対策にも有効

特によく聞くのが「いびきの弊害がなくなった」という例です。いびきがうるさくて眠れない人だけでなく、いびきをかいている人も自覚はないので、責められてもなかなか治すことはできません。寝室が一緒だとお互いが相手を気にして眠れないこともありますが、分けることで快適に眠れるのです。

https://www.well-housing.co.jp/house_building_tips/5883.php#toc–1–2

3-2.1人の時間が確保できる

人は快適な生活を送るためには、1人の時間が欠かせません。特に眠る前にちょっと本を読んだり、スマホを見たいといった人も多いでしょう。しかし寝室が一緒だとそれができず、行うことで相手を起こしてしまうこともあります。寝室を分ければ寝る前に自分だけの時間を過ごすことができ、有意義な時間を過ごすことができます。

3-3.ペットのために部屋を分けるケースも増えている

ペットを飼う人は増えていますが、これにより夫婦の寝室を分けるケースも増えています。例えば猫の場合、気に入った主人のベットに潜り込んで寝ることも多いです。しかし、夫婦どちらかが猫によって朝早こされるのを嫌がったり、アレルギーがあったりすると、なかなか同じ部屋で寝ることはできません。ペットを飼う事により、寝室の場所の移動が必要になることも念のため覚えておきましょう。

https://diamond.jp/articles/-/230308

3-4.寝室を分けて夫婦仲が良くなった事例も

昔は夫婦仲を良くするために寝室は分けるべきではない、という声がありましたが、いまでは寝室を分けたことで夫婦仲が良くなるケースも増えています。その理由は次のようなものです。

  • 相手のいびきで眠らずイライラしていたが、寝室を分けて眠れるようになり、相手に対して優しくなれた
  • 1人で寝るようになってから体調が良くなり、家族に対しても優しくなれた
  • ずっと夫婦一緒より離れる時間がほしかった。寝室を分けたことで会話が増えた

夫婦の寝室を分けることにより、より深い睡眠を確保できるケースは多いです。睡眠の質は心身に影響を与えるので、しっかり眠ることにより夫婦仲が良くなることもあるでしょう。

4.分ける部屋がない場合は簡易的な仕切りを置く

ただ、夫婦の寝室を分けたくても部屋がない、といったケースもあります。日本の住宅はもともと狭いため、仕方なく夫婦一緒の寝室にしている、という人も多いでしょう。そんなときは、寝室を簡易的に分ける方法もあります。


4-1.パーテーションやカーテン、方法はさまざま

新型コロナウイルスの影響もあり、いまでは部屋を簡易的に分けるパーテーションがたくさん売られています。パーテーションはそもそも在宅勤務の人に向けた簡易的な仕切り棚ですが、それをお互いのベッドの間に置くだけで目隠しになり、少しの光なら遮ることができるでしょう。

また、仕切りをベッドの間に置くだけで、簡易的なプライベートスペースにもなります。相手は寝ているが、迷惑をかけないよう自分は本を読みたいときなど便利です。もちろんパーテーションをわざわざ買わなくても、家具や本棚を間に置いたり、突っ張り棒でカーテンを設置することもできます。

4-2.注意点は冷暖房が届かないということ

ただ、部屋を仕切る際に注意したいのが、仕切ることによって冷暖房が届きにくくなるという点です。

ある家庭では押入れにある荷物をすべてどけて、押し入れを夫のベッド代わりにしました。ライトも押し入れに付け、ふすまを閉めることにより小部屋としても使えるようにしたのです。しかしふすまを閉めると外気は遮断され、押し入れに夏のエアコンの冷気が届かなくなり、あやうく熱中症になりかけたそうです。

部屋を分けるということは、その部屋の空気も循環しにくくなります。お互いが快適に過ごせるよう、冷暖房の循環には気を付けましょう。

5.まとめ

さまざまなライフスタイルが存在する現代では、夫婦の寝室は分けた方が生活がしやすくなるかもしれません。また、夫婦の年齢や価値観によっても考えは変わるため、別室にしてもいずれは同じ部屋で寝る、という夫婦も多いです。まずはお互いが質の良い睡眠を確保できるよう、いまの寝室のメリット、デメリットを考えていきましょう。

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