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調理家電だけじゃない テーブル付近にあると便利なコンセント
家族が集まるキッチンのテーブルはご飯を食べるだけの場所ではありません。料理をするときの作業台、子供が宿題をするための机、新聞を読むための机でもあるし、パソコンを使って仕事をする場所でもあります。
マルチに使うために必須なのはやはり電源。普段はあまり意識したことがないかもしれませんが、テーブル付近にコンセントがあると便利です。今日はテーブル付近にコンセントを設置する方法や、その使い方について詳しく紹介します。
1.テーブルの近くにコンセントをつけると便利
突然ですが、あなたの家ではテーブル付近にコンセントがありますか?昔からホットプレートなどの調理家電を使うときにはコンセントがあると便利でしたが、最近は新しい生活様式も加わったことから、コンセントの需要性がさらに高まっています。
1-1.調理家電やホットプレート、ワット数には注意
テーブル付近にコンセントがあると、調理家電を使うときに便利です。ホットプレートやタコ焼き器、ノンフライヤーなど、近頃は食事を楽しみながら調理家電を使う家も増えています。
ただ延長コードでコンセントを使う場合は要注意。例えばホットプレートの場合、最大で1300Wもの消費電力を使う場合もあります。タコ足配線などで無理やりコンセントを作るとショートを起こし、火事の原因にもなりかねません。ワット数の大きい調理家電を使う場合、延長コードを使うのは避け、コンセントの増設などを検討する必要があるでしょう。
1-2.パソコンやスマホを使う時も便利
テーブルのそばにコンセントがあると、パソコンやスマホなど、通信端末を使う時も便利です。今では子供はゲーム機、お姉ちゃんはスマホ、パパはタブレットとパソコンなど、1人2個以上のコンセントを使うことも多いです。コロナ禍の影響で在宅ワークをする人も増え、ダイニングテーブルやソファーで端末を操作することも増えました。そんなときテーブルにコンセントがあればやはり便利です。
2.テーブル付近にコンセントを付ける方法
テーブル付近にコンセントがあれば、生活が楽になることも多いでしょう。ここからは、具体的にどうやってコンセントを増やすのか、その方法について紹介します。
2-1.延長コードはつまづくリスクも
テーブル付近にコンセントを増やしたい、その最も簡単な方法が延長コードです。ただ、この方法はリスクが高く、通路にコードを垂らす状態は足がつまづく危険があります。また、延長コードから調理家電を使う時は、電力消費量の問題が出てくることもあります。そのため、延長コードを使ってコンセントを作る場合は
- 壁伝いにコードを引くなど安全性が高いとき
- 充電目的など消費電力が低い場合
この2つの条件であれば延長コードを使ってコンセントを作っても良いでしょう。
2-2.配線カバーを利用してコンセントを増設する
そして延長コードを使ってテーブル付近にコンセントを増やす場合、配線カバーを利用してすっきりと増設させる方法もあります。
- 延長コードを、床下の大引きや根太に合わせて引く
- 配線カバーを床の長さに設置して付け、コードを通す
- テーブル付近に延長コードコンセントを設置する
配線カバーは両面テープで壁にくっつけられるものもあり、釘で固定できるタイプもあります。延長コードをそのまま使うと足に引っかかって危険ですが、カバーをしておけばコードが絡む必要もなく見た目もスッキリします。自分で行うのが難しい場合は、電気店やリフォーム会社でも対応してくれます。
参照https://item.rakuten.co.jp/sanwadirect/ca-kk26/
2-1.新しいテーブルの多くはコンセントが併設されている
ちなみに、いまの新しいテーブルの多くはコンセントが併設されています。ダイニングテーブルやサイドテーブルでもコンセントが付いており、パソコンの充電などをするときに便利です。新しい家具の多くはコンセントが併設されているので、家具を買い替える際にはチェックしてみると良いでしょう。家具の多くは壁側のコンセントに合わせて設置し、1つのコンセントをつなぐだけで多くのコンセント口が使えるタイプが多いです。
2-2.テーブル付近に増設工事を行う
一番安心して使いやすくなるのが、コンセントの増設工事です。ちなみにコンセントを増やす工事は自分で行うことはできません。電気工事士の有資格者でないと漏電や感電の恐れがあるので、DIYでやるのは避けましょう。
一般的に新たにコンセントを増設する場合、屋内の電気配線から分岐させてコンセントを作ります。基本的にはスムーズに進む作業ですが、配線によっては炊飯器など電力消費量が多いものが繋がれているケースもあり、分岐が難しい場合もあります。何の目的でコンセントを増やすのかを確認し、状況によってはアンペア数の増設が必要になるケースもあります。
ちなみにコンセントの増設工事は、5000円程度が相場費用になっています。ただ電気配線の距離によって値段は変わってくるので、業者に依頼する場合は見積もりを出してもらいましょう。
参照https://hapisumu.jp/interior-a81508/
2-4.家を建てた直後の増設・変更は割高
ちなみに、家を建てた直後に「やはりここにもコンセントを付けたい」といった変更は、割高になるので注意しましょう。コンセントの設置場所は家の柱を建てる時点である程度決まっており、配電盤が埋め込まれたあとの変更作業は難しいことが多いです。
基本的にコンセントの追加工事は、内装の仕上げが終わった時点で申し込みをすると、リフォームと同じになってしまいます。新築住宅を建てる際はテーブル周りを中心にコンセントの場所を確認し、取り付け位置を確認しておくのが重要です。
参考https://www.oakvillehomes.jp/info/2021/03/12/3892/
3.テーブルだけじゃない あったら便利なコンセントの場所
テーブル周りにコンセントがあると何かと便利ですが、実はそれ以外にもコンセントがあると便利な場所というのがあります。新築で家を建てるのはもちろん、リフォームや引っ越しの際にも次のような場所にコンセントがないか確認してみましょう。
3-1.収納の中
大きな棚など、収納場所にコンセントがあると便利です。
コンセントがあると便利な収納の一例
収納場所一例 | 使う用途 |
靴箱 | コンセント脱臭機、除湿器が使える |
パントリー | 除湿器、掃除機の充電 |
クローゼット | 空気を循環するための扇風機、除湿器が使える |
押し入れ | スティック掃除機の充電、除湿器など |
特に大きめの収納場所にコンセントがあると何かと便利です。例えば下の方にあるコンセントはロボット掃除機の充電器として使い、上段部分はネット回線用のコンセントにするなど、使い分けることができます。わざわざ増設する必要はないかもしれませんが、今後のリフォームなどのために覚えておきましょう
https://www.mae-log.com/entry/osusumeconsentichi
3-2.玄関ドア付近
新しい住宅は、玄関のドア付近にコンセントがある家も多いです。玄関にコンセントがあると次のような用途ができます。
- 掃除機をかけやすい
- 熱帯魚など水槽の電源が使える
- クリスマスイルミネーションなどが設置しやすい
- 充電自転車の充電器
玄関は多くの汚れを落とす場所でもあり、コンセントがあると掃除がしやすいです。
また、今後は電気自動車が普及されることが予想され、家庭用コンセントから充電できる自動車の開発も予想されています。こうしたことを踏まえると、玄関にコンセントがあるのはとても便利でしょう。
https://allabout.co.jp/gm/gc/42422/
3-3.洗面所やトイレの床近く
洗面所やトイレには、すでにコンセントがある家庭も多いです。ただ特に洗面所に関してはドライヤーなどを使うための上部にコンセントがあっても、床付近にコンセントがある家は少ないかもしれません。
床付近にコンセントがあると、掃除機の充電や、脱臭機を設置する際に便利です。また脱衣所で洗濯物を干す家も増えており、コンセントがあれば除湿乾燥機を設置する際にも便利です。
4.まとめ
スマートフォンやパソコンの普及に伴い、いまは昔よりも多くのコンセントが必要になりました。特に何かと作業をするテーブル周りにコンセントがあれば、生活動線がスムーズになります。延長コードは足に引っかかるリスクがあるのであまりお勧めしませんが、配線カバーなどを使って上手にコンセントを増設する方法もあります。今の生活がより便利になるようコンセントの位置を確認し、場合によっては増設工事を検討するなどして、スマホや家電製品をうまく使いこなしていきましょう。