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待ちに待った家の引き渡し 必ず確認することと大切な書類について
待ちに待った家が完成し、引き渡しの日が近づいてきました。建ててくれたホームメーカーや工務店、設備やさんとは長い長い付き合いになります。引渡し当日にバタバタして忘れないように、確認すること・受け取る書類・聞いておくべきことをリストアップしておきましょう。今日は家を購入したあとの引き渡し時について、やるべきことやトラブル回避のポイントについて紹介します。
1.新築住宅購入!家の引き渡し当日の流れ
引き渡しは購入した家がいよいよ自分のものになる瞬間です。イメージとしては家の鍵を業者から受け取り、いよいよここで新生活が始まる!といったところでしょう。
しかし引渡しには建築基準法における完了検査を受け、検査済証を取得するといったこと重要な手続きが必要です。
以下参照https://suumo.jp/article/jukatsu/chumon/kansei/1607/
1-1.引渡しでは重要な書類にサインをすることが多い
引き渡しを分かりやすく言うと、その家の所有権が購入者である自分に移転する日です。引き渡しをすることによりその日から建てた家が自分達のものになります。
これに伴って必要となる作業は、住宅ローンの手続きや、保証書確認検査機関による検査済証などを受け取ることです。また住宅施工会社がしっかりと作業をした証拠である「工事完了書」などにサインをする必要もあります。
引き渡しではこうした煩雑な手続きが多いので、金融機関担当者や司法書士も同席します。実際に自分が新居に住むまでには、こうした手続きを踏まなくてはなりません。
1-2.難しいことが多いが担当者に頼ってOK
引渡しでは、登記手続きや銀行による融資実行、残金支払などが行われるほか、所有権の保存手続き、住宅ローンの抵当権設定などが同時に行われます。これらの手続きに関して知識があり、自分だけで対応できる人は非常に少ないでしょう。
とても煩雑で難しそうに見える手続きですが、ほとんどの場合は建築会社の担当者が事前に準備を行ってくれるので、それほど身構える必要はありません。実際には指定された金額を確認し、用意された振込依頼書などに記載します。自分が行う作業は必要書類にサインや捺印をするだけです。
それでも各書類においては丁寧な説明が義務付けられているので、 金融機関担当者や司法書士からの話を効く必要があります。引き渡しの事務手続きにおいては、1時間前後掛かることが一般的です。
1-3.引き渡し時に必要な持ち物とは
引き渡しのときに必要な持ち物は以下の通りです。
- 本人確認書類(免許証等)
- 住民票
- 実印
- 印鑑証明書
- 預金通帳
- 銀行取引印
- 登記費用+司法書士への報酬
- 固定資産税の精算金
ただしこれらはあくまで一般的に必要なものです。住宅メーカーによって必要な持ち物には多少違いがあるので、事前に確認しておきましょう。
2.引渡し後のトラブルを回避 取り扱い説明を受けよう
引渡しにおいてもう一つ重要な作業が、家の各部分における取扱説明です。例えば一昔前の家では、台所の水道はひねれば出るだけというものが一般的でした。しかし今では機能性が増えた蛇口が多く、レバー式はもちろん、タッチレス水栓や、浄水器がついたものまであります。取り扱い説明をしっかりと受けておかないと、のちのトラブルに発展することもあるので注意しましょう。
家の設備は家族みんなが使うものなので、ある程度の年齢になった子供も一緒に聞いておいた方がスムーズです。ここからは、取り扱い説明で紹介される各場所や機能について紹介します。
2-1.外装や内装の説明
外装や内装の説明は、屋根や外壁の素材などに関する説明が中心となります。どのような素材で出来ていて、断熱効果がどの程度あるのかなどを説明されます。また雨樋の掃除方法や、メンテナンス方法についても紹介されるでしょう。
はじめは美しい屋根や外壁も、時間が経つにつれどうしてもメンテナンスが必要になってきます。そのときに焦ることがないよう、何年を目安に塗りなおしが必要なのか、しっかりと確認しておきましょう。
2-2.ドア、引き戸、雨戸の説明
ドアや引き戸の説明では、玄関ドアの材質やメンテナンスの方法などが紹介されます。また引き戸の素材や扱い方の説明、鍵がある場合はロックの仕方なども教えてくれるでしょう。
そして最新の家では窓ガラスに防犯機能やロック機能がついていることもあります。窓や雨戸によっては解除の方法が分かりにくいこともあるので、しっかりとメモしておきましょう。
2-3.電気関連の説明
電気関連の説明では、電気の受信位置や電力メーターの場所、外回りの照明器具やコンセントの有無、テレビアンテナなどの説明が中心となります。
例えばインターネットを接続できるのは1階だけなのか、それとも2階も使えるのかなど、生活に関わることが多いです。またテレビ付きインターホンの取り扱いや、換気扇の性能や掃除方法など、扱いが煩雑な電気製品に関してもここで説明があります。電気関連は使っていて分かりにくいこともあるので、不安なことがあればその場でどんどん質問するようにしましょう。
2-4.給湯設備や水回りの説明
給湯設備や水回りの説明では、給水メーターや外部水道の使い方、ガスメーターの位置の説明などがされます。水漏れ事故や大きな地震が来た時に、外部のガスメーターや水道管の位置を把握していないと大変なので、しっかり覚えておきましょう。
またここでシステムキッチンの使い方や掃除の仕方なども説明されます。食器洗い乾燥機に関しても、実践をしながら説明してくれることが多いでしょう。取扱説明書をもらえますが、ほとんどの人は詳しく読まないことが多いです。スムーズに新機能を使うためにも、分からないことは質問してみましょう。
2-5.冷暖房の説明
ルームエアコンや床暖房がついている場合、使い方の説明などがあります。基本的な使い方はシンプルで分かりやすいのですが、注意しなくてはならないのが安全対策です。ガスの臭いがしたときや、誤作動が起きたときはどこに連絡をするのかなど、しっかり確認しておきましょう。
3.引渡し時のトラブルを回避するためのポイント
引渡しはいよいよ自分の家が手に入る嬉しい瞬間ですが、その後何らかのトラブルが起きることも少なくありません。新居でトラブルが起きないためにも、ぜひ次のポイントを覚えておきましょう。
3-1.内覧で不具合を見つけたときは記録しておく
引渡しでトラブルが多いのが、竣工検査、いわゆる内覧会で不具合が見つかるケースです。例えば照明のスイッチが微妙にずれている、そんな不具合を発見した場合はすぐに業者に伝えるほか、不具合の記録を取っておくことが必要です。そのスイッチをスマホで写真にとっておいたり、マスキングテープなどを使って不具合個所をわかりやすく残しておいても良いでしょう。
よくあるトラブルとしては、そのスイッチの補修を口頭で伝えてしまい、のちに直されていないというケースです。こうしたトラブルは「言った・言わない」という争いに発展するので、指摘した際には直すということを書面に残す必要があります。
また内覧会で不具合が出た際は、補修工事期間と、きちんと修繕されからどうかの再内覧会が必要になります。これにより引渡し時期は1~2週間遅れることが多いでしょう。
参照 https://house.home4u.jp/contents/contract-2-136
3-2.取り扱い説明はメモを取り、重要書類は保管する
引渡し当日には各種設備の説明がされますが、その時には保証書をはじめとして重要書類がたくさん渡されます。保証書には具体的な取扱説明書の他、定期点検やアフターメンテナンスの内容や時期が記載されています。これを無くしてしまうと、いざ何かが故障した時に補償が受けられないこともあるので、きちんと保存しましょう。
また初めて扱う設備は、しっかりと説明を受けないと間違った使い方をしてしまうことも多いです。それが原因で故障してしまうこともあるので、取扱説明では大切なことをメモを取りながら聞くことも重要です。
3-3.引渡し日はスリッパやタオルを用意しておくと便利
引渡し日においては印鑑や身分証明書など重要な書類を用意する必要があります。ただそれと同時に以下のようなものを用意しておくと便利なこともあるでしょう。
- スリッパ
- タオル
- トイレットペーパー
- ハンドソープ
- 担当者へのお礼
説明を受けながら新しい家で手を洗ったりトイレに行きたくなったりする事は多いです。そんな時にトイレットペーパーやハンドソープ、タオルなどがあると便利でしょう。また引渡しでは新居に多くの人が立ち入るため、スリッパがあれば清潔に部屋を移動できます。
また現場監督や住宅メーカーの担当者へ、ちょっとしたお礼をしたいと考える人も多いです。引渡しで菓子折りなどがあればスムーズに渡せるので、気持ちがある人は用意しておくと良いでしょう。
4.まとめ
家の引き渡しはいよいよ新たな生活が手に入る第一歩。つい浮かれてしまうこともありますが、重要書類に目を通しサインをする場でもあるので、慎重に物事を運ぶ必要があります。
また内覧において不具合が生じた場合、書類に残してメンテナンスをしてもらう必要もあります。引き渡し直前になって予想外のトラブルが起きることもあるので、余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。引き渡しでは必要書類や印鑑などをしっかり用意し、気持ち的にも万全の準備をして、トラブルのない引渡しを迎えましょう。