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意外にいいかも 残業続きの人におすすめしたい朝と夜2回のお風呂タイム
残業が多く、家に帰ったら少しでも早く横になりたい。そんな理由で湯船に入らずにシャワーだけで済ませてしまう人は少なくありません。湯船に浸かるのは気持ちいいのはわかっているけど、お湯がたまるのを待つのがまず面倒だし、熱いお湯に浸かるのは余計に疲れる気がします。
しかし夏の暑さから解放され、季節が変わる秋こそ、しっかり湯船に浸かるのがおすすめです。また、夏バテを起こした体でぜひ試して欲しいのは、朝晩2回に分けて入浴する方法です。今回はシャワーだけの入浴におけるメリットやデメリット、体の疲れを取る2回に分けての入浴方法などを詳しく紹介します。
1.シャワーだけの入浴方法は体に悪い?
時間がなくてなかなかゆっくりとお風呂に入れない、そもそも湯船にお湯を張るのが面倒くさい、そのような理由で入浴はシャワーだけという人も少なくありません。
そもそも欧米ではシャワーだけの入浴が一般的です。しかし日本では、お湯を張らない入浴は体に悪いと言うのも見聞きします。シャワーだけの入浴は、本当に悪いことだらけなのでしょうか?
1-1.シャワーだけのメリット
結論からいうと、シャワーだけの入浴も多くのメリットがあります。
- 体の汚れを取るにはシャワーだけでも十分
- 水道代や電気代の節約になる
- 時間が掛からず自由時間が増える
- とくに朝のシャワーは頭をすっきりさせリフレッシュできる
そもそも湯船に浸かるという行為は、日本以外の国ではあまり見られません。毎日シャワーを浴びていれば、体の汚れを落とすことができ、リフレッシュ効果もあります。また湯船に浸からなければお風呂掃除も楽なので、トータル的な時間の短縮にもつながるでしょう。
1-2.シャワーだけのデメリット
しかし湯船に浸からずシャワーだけの入浴には次のようなデメリットがあります。
- 冬場は寒い
- 自律神経を整える作用は少ない
- 疲れが取れない
- 湯船につかったほうが体の汚れはさらに落ちる
シャワーだけの入浴は、特に冬場において寒く、ヒートショックなどの原因にもなります。またシャワーを浴びると気分をすっきりさせる効果がありますが、それがかえって刺激となり、不眠などの原因につながることもあるでしょう。こうしたことを踏まえると、せめて週に1回だけでもしっかりと湯船につかるのがおすすめです。
2.リラックス効果がほしいなら湯船に浸かるのが大事!
シャワーだけの入浴も悪くありませんが、健康効果を高めたいのなら、やはり湯船につかるのがおすすめです。以下一つでも当てはまることがあれば、時間がある日だけでも良いのでぜひお湯を張ってみましょう。
- 疲れを取りたい
- 睡眠の質を高めたい
- 毛穴に詰まった汚れも取りたい
- ダイエット効果を高めたい
湯船につかるとリラックス効果が高いことから、心身の疲れを改善し睡眠の質が高まります。まずはこれがどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
2-1.湯船に浸かるとリラックス効果が高い
湯船に浸かると自律神経のバランスが整い、リラックス効果が高まることから体の疲れが取れます。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。通常、仕事などで集中しているときには交感神経が活発になり、帰宅後にリラックスするときは副交感神経が作用します。
しかし近年このバランスが崩れ、仕事中眠くて仕方がない、眠るときに目が覚めてしまうといった人が増えているのです。
自律神経の乱れは睡眠の妨げとなり、疲れが取れずイライラすることにもつながります。しかしぬるめのお湯にゆっくりと浸かることは、副交感神経を高め、ストレスを軽減して疲れを取ってくれます。普段からなかなか疲れが取れないという人は、38~41度程度のお湯に浸かる習慣をつけましょう。
参照https://wellmethod.jp/summer-bate/
2-2.ストレスが解消され入眠効果もアップ
紹介している通り、湯船につかる入浴方法は副交感神経を高めリラックス効果が出ます。これにより夜ぐっすり眠りやすくなり、不眠や途中覚醒などを防いでくれます。
ちなみに夜しっかりと眠りたい場合は、眠る時間の1時間半前にお風呂に入るのがおすすめです。 お湯に浸かると深部温度は上がり、その後あがった分だけ体温は大きく下がろうとします。このタイミングはお風呂から出たおよそ90分後と言われており、体温が下がると同時に大きな眠気が来るので、寝る前の1時間半前を目安に入浴しましょう。
参照https://ananweb.jp/news/189356/
2-3.家のお風呂なら耳まで浸かってリラックスしよう
湯船に浸かるとそれだけでリラックス効果が高まりますが、体の自律神経を整え疲れを取るには次のような入浴方法がおすすめです。
- 39°前後のお風呂で15分から20分程度ゆっくりと浸かる
- 入浴剤やアロマオイルを使い香りでくつろぐのも良い
- お湯に浸かっている間、顔を上に向け耳までお湯に浸かるとリラックス効果が高まる
公共浴場では髪の毛を湯船につけるのは NG ですが、家のお風呂なら耳まで湯船に浸かり頭部をしっかりと温めるのもおすすめです。水圧の刺激が頭部にも作用し、リラクゼーション効果が高まります。
また湯船に頭をつけると毛穴が開き、シャンプーを使わなくても汚れがしっかり取れるというメリットも。とくに毛穴の汚れや頭皮の汚れが気になっている人にはおすすめです。
2-4.シャワーを使って水圧を加えてみよう
季節の変わり目は何かと自律神経が乱れやすいです。そんな時にオススメなのはシャワーによるマッサージです。お湯につかりながら体に水圧を与えることで疲労回復効果が高まります。
- お湯につかりながらシャワーを肩やデコルテ部分、耳の裏などにあてる
- シャワーを湯船に入れ、お腹周りに水圧を当てると引き締め効果にもつながる
銭湯などでジェットバスがあるように、シャワーで体に刺激を加えると血流が良くなり、癒し効果が高まります。寒い時期の血流を改善する効果も高いので、冷え性改善にもなるでしょう。今日は疲れた、という日にも効果があるのでぜひ実践してみてください。
3.気持ちを切り替える!朝晩2回に分けて入浴する方法
このところなぜか疲れやすい、仕事に集中できない、そのような悩みがあるなら入浴で改善できるかもしれません。それが朝晩2回に分けて入浴する方法です。
この方法は朝はやや熱めのシャワーを浴び、夜はぬるめのお湯でしっかりと湯船に浸かる方法です。試してみると日中の眠気が抑えられ、夜はぐっすり眠れるといったメリットがあります。
3-1.1日2回入浴するメリット
1日2回入浴するメリットは次のようなことが挙げられます。
- 朝のシャワーで交感神経が高まり、日中の集中力がアップする
- 寝ている間の体臭や汚れが落ち、清潔感が保たれる
- 朝と夜違う入浴方法をすることによりオンとオフの切り替えができ、ストレス解消になる
1日2回の入浴方法では、基本的に朝は40度程度のシャワーだけを浴び、夜は39度のぬるいお湯につかるのがおすすめです。朝から湯船につかっても良いですが、やはり1時間半後には深部体温が下がるため、日中眠気が襲ってくることもあります。朝はシャワー、夜は湯船といったルーティンにすると、自律神経のバランスが整います。
3-2.体や頭は「洗いすぎない」のがポイント
1日2回の入浴で、それぞれ体や頭を洗ってしまうと、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。基本的にシャンプーやボディソープは湯船に浸かる夜だけにして、朝は体の表面をシャワーで流す程度にしましょう。人の体は毎日洗わなくてもシャワーで洗い流せるため、とくに乾燥肌の方は洗いすぎに要注意です。
3-3.朝晩2回入浴の注意点
朝晩2回入浴にはメリットも多いですが、次のようなことには注意しましょう。
- 血圧の急上昇に気を付け、シャワーの前には浴室を温める
- 入浴前にはコップ1杯の水分補給を
- ガス代、水道代のコストがアップする可能性も
どの入浴法も血圧が急上昇するヒートテックには要注意です。特に冬場はお風呂場と脱衣所の温度差に注意しましょう。脱水症状や貧血を起こさないためにも入浴前にはコップ一杯の水分補給が大切です。
また朝晩2回の入浴はガス代や水道代が上がってしまうデメリットも。それを防ぐには、夏場なら前日の夜に張ったぬるま湯に浸かる、という方法もあります。また夜は湯船のお湯をシャワーとして使うなど、節約に工夫するのもおすすめです。
4.まとめ お風呂はなるべく湯船に浸かる方が良い!
シャワーだけの入浴で済ませている人も多いですが、体のためを考えるとやはり湯船に浸かった方が良いです。特に夏から秋にかけての温度変化は自律神経の乱れが生じやすく、疲れがたまりやすい時期です。ぜひ夜のお風呂はお湯につかり、朝はやや熱めのシャワーで気分をすっきりさせるなどして、心身のバランスを整えていきましょう。