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窓の外を季節の植物で彩る ウィンドウボックスでオシャレな家に
海外のおしゃれな住宅の写真を見ると、窓枠の外を花やLEDライトで素敵に飾っている様子をよく見かけます。日本ではクリスマス時期に窓をライトアップしているのは見かけますが、花が窓辺に飾られているのはあまり見かけません。
海外では窓べを飾るためのウィンドウボックスを取り付け、一年を通してデコレーションを楽しんでいるおうちが多々あります。ウィンドウボックスは日本の住宅でも設置できるので、ぜひ今日から窓辺を華やかにしてみませんか?今回はウィンドウボックスの取り付け方や活用方法について紹介します。
1.そもそもウィンドウボックスとは?
ウィンドボックスとは、簡単に言うと窓の外側や内側に置かれている容器のことを言います。この容器の中でガーデニングをしたり、季節のデコレーションを飾ったりして、窓の外でも内側でもインテリアを楽しむものです。
ウィンドウボックスがあれば、その住宅の外側からも美しい花が楽しめるうえ、手入れは部屋の中から気軽にできます。家の外と内側からガーデニングを楽しめるので、草花の手入れが好きな方にはピッタリです。
1-1.欧米では一般的
ウィンドウボックスは主にヨーロッパの街で見かけます。華やかな住宅街では窓のすぐそばに花瓶が置いてあり、街行く人々が外側から美しい花々を楽しむことができます。ヨーロッパでウィンドウボックスが盛んな理由は、日本と違って以下のような環境があるからです。
- 家の壁の厚さがあるため、もとから窓のそばに鉢を置くスペースがある
- 最新住宅では建物のデザインに合わせて鉢も花もコーディネートされている
- 多湿ではないため、1年を通して枯れにくい花がある
- カーテンの代わりにウィンドウボックスを置いて目隠し代わりにすることも多い
ヨーロッパの景観意識は高く、町全体を花でキレイにさせようという共通意識もあります。また日本と違って地震も少なく、窓辺に花瓶などを置いても落下するリスクが少ないため、ウィンドウボックスが普及しているともいえます。
1-2.日本でもウィンドウボックスを取り入れる家は増えている
輸入住宅など欧米のデザインを取り入れている家では、ウィンドウボックスがある家も多いです。例えばバラの花が自慢のガーデニングされた庭、そこにウィンドウボックスのある家が隣接されていれば、家全体が洗礼された雰囲気になりますね。
近年ではガーデニング用品のなかに「ウィンドウボックスホルダー」といったツールも販売されています。これはベランダの手すりに自分で取り付けができるもので、簡易的なウィンドウボックスを楽しむのに最適です。窓辺だけでなく、ベランダの内側や、玄関周りに設置してもよいでしょう。
2.家でウィンドウボックスを楽しもう
欧米のような本格的なウィンドウボックスを窓の外側に設置するには、専門業者への相談が必要です。
しかし家のベランダや窓辺の内側に植木鉢を置けば、簡易的なウィンドウボックスが楽しめます。まずは、小さな鉢を用意し、日当たりの良い窓辺に置いてみましょう。ここからは、ウィンドウボックスに最適な花について紹介します。
2-1.たっぷりと咲き乱れるお花がおすすめ
窓辺に置くウインドウボックスには、たっぷり豊かに咲かせた草花を置くことにより部屋の外からでも美しい植物を楽しめます。基本的にお好みの植物を置いて良いのですが、おすすめはこんもり茂ってくれる多年草です。
春におすすめ: ビオラやパンジー、ワスレナグサ、ビデンスなど
夏におすすめ:ペチュニア、サフィニア、ロベリア、トレニアなど
また春から秋にかけては、暑さに強い観葉植物でも良いでしょう。枝が垂れる植物をウィンドウボックスに入れ、窓から涼しげな雰囲気を楽しむのもおすすめです。人気の観葉植物はベゴニアやカラジウム、イポメアなど、夏の暑さに強いもの観葉植物は長持ちして見栄えも良いです。
2-2.秋から冬のウィンドウボックスはどうする?
しかし窓辺に飾るウィンドウボックスは、寒い秋冬を迎えると植物が枯れてしまうこともあります。秋から冬にかけてのウィンドウボックスにおける植物はどうすれば良いのでしょうか。
秋や冬のウィンドウボックスは無理に植物を植えず、掃除や手入れをする時期と考えてもよいでしょう。夏の間に植えた植物が枯れたら、一度ウィンドウボックスの中身を取り、ボックスを洗います。その際ボックスと窓枠などをつなげる器具がちゃんと固定されているのかもチェックしましょう。
そして秋から冬の間は季節の行事も盛りだくさんです。ハロウィンになれば西洋かぼちゃなどをインテリア替わりに入れて保管しても良いですし、寒さに強い常緑植物(クリスマスローズなど)に植え替えるのも良いでしょう。
2-3.クリスマスイルミネーションにも便利
そしてウィンドウボックスがあればクリスマスイルミネーションを飾るのも便利です。
日本でも2000年あたりから一般家庭の外壁にクリスマスイルミネーションを飾ることが増えてきました。サンタや雪だるまといった光るイルミネーションを箱に入れておけば、外側からは立派なクリスマスの装飾になります。また太陽光に反応するLEDライトをボックスに入れておくだけでも、簡易的なイルミネーションになるのでおすすめです。
3.ウィンドウボックスを取り入れる際の注意点
ウィンドウボックスは、とりあえず出窓に植木鉢を置くだけでも簡易的なものとして使えます。しかし欧米のように、ベランダや窓の外側に草花を置く場合は、落下しないよう専門家のサポートが必要です。ここからは、家にウィンドウボックスを設置する際の注意点について見ていきましょう。
3-1.本格的な設置は専門家へ相談を
欧米のウィンドウボックスは外側の窓の下にボルトが打ち込んであるものが多いです。日本でも本格的なウィンドウボックスを設置する場合は、ボックスを固定するため壁面にボルトを打ち込む必要があるでしょう。
この場合、建物の下地の強度を確認したり、ボルトを打ち込む際に壁に防水処理などを施す必要があります。こうした作業を自分で行うのは難しいため、専門家に相談することが大切です。業者を選ぶ際はエクステリアの専門業者を探しましょう。
またネット通販では簡易的なフックで取り付けられるウィンドウボックスがありますが、それはあくまでベランダや窓の内側に取り付けるものです。景観を良くしようと無理に外に付けるのはやめましょう。簡易的なものを家の外に付けてしまうと、地震や台風などで落下する恐れがあり、大事故につながりかねません。
3-2.設置箇所が緩んでいないか常に確認を
窓の内側に設置する簡易的なウィンドウボックスでも、専門業者が取り付けた本格的なものでも、常に設置個所が緩んでいないか確認しましょう。
ウィンドウボックスは庭のガーデニングとは違い、高い場所で草花を育てるものです。ベランダの内側に設置したものでも、緩んでいたら子供やペットに落下したボックスに当たるリスクもあります。
またペットがいる家では猫がぶら下がったりすることもあり、いつのまにか留め金が緩んでいるケースもあるので注意しましょう。また天候が荒れたときは強風でボックスが飛ぶこともあるので、天気が荒れる前に部屋に収納することも大切です。
4.ウィンドウボックスで窓からの植物を楽しもう
ウィンドウボックスはまだ日本ではあまり聞き慣れないカーデニング方法かもしれません。しかし窓辺に飾られた草花は、殺風景な建物を明るくし、その通りを歩く人の心を和ませる効果もあります。また内外から美しい花やインテリアを楽しむことができるので、家に帰る楽しみも増えることでしょう。まずは窓辺に小さな植木鉢を置いてみるだけでも良いので、簡単なウィンドウボックスから始めてみましょう。
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