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2022.04.18

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子供はリビングで勉強する?学習環境作りと巣立ったあとの使い方

家事をしながら子供が勉強する様子が見られるので、リビングやダイニングで子供を勉強させたいという人は少なくありません。小学校低学年の子ならば、宿題を忘れないように親が注意したり、学校からのおたよりをなくさないうちに見ることもできるでしょう。

でも、この見守りが必要なのはごくわずかな期間。個室で勉強するのもせいぜい10年でそれほど長い期間ではありません。

それでも必要になる勉強のスペース。子が巣立った後も有効に使えるようにするにはどんな勉強スペースを作れば良いのでしょうか?今回はリビングに勉強スペースを作るコツや、子供が巣立ったあとの勉強部屋の使い方などについて紹介します。

1.子供がリビングで勉強するメリットとは

大手教育関連会社がリビングで勉強する子どもの割合を調査したところ、小学生は80%以上、中学生も65%以上の子供がリビングで勉強していることが分かりました。

勉強場所は、子供部屋の勉強机に向かっているイメージがありますが、実際にはリビングで勉強している子供が圧倒的に多いのです。これはなぜか、リビングで勉強するメリットはどのようなことがあるのか見ていきましょう。

参照 https://benesse.jp/kyouiku/201705/20170505-1.html

1-1.見られている緊張感で勉強がすすむ

子供部屋にてたった一人で勉強すると、つい横になって漫画やゲームをしてしまう、というお子さんも多いでしょう。しかしリビングの場合親や兄弟がいることが多いため、人目があることから適度な緊張感を持つことができます。

仮に横になってゲームなどを始めたら、親が「何やってるの!」と叱ることが多いでしょう。注意してくれる人がいることで、勉強のスイッチも入り、緊張感を維持することから集中力も高まります。

また小学校低学年以下の子どもの場合、一人きりになることを怖がるお子さんも多いです。家族がいるリビングの方が、安心して勉強できるでしょう。

1-2.集中力がつく

人が集中できる環境にはある程度の雑音が必要と言われています。リビングの場合、家族の雑談やテレビの音など、ちょっとうるさいと感じる環境があります。しかしそのような雑音の中で勉強をすることで、集中力が向上し、学力アップにつながることもあるのです。

一人だけの勉強部屋は静かな環境が整っていますが、これに慣れてしまうと「静かな場所でしか勉強ができない」といったことになるかもしれません。どこでも勉強できる子供に育てるには、リビングで勉強させてみるのも良いでしょう。

1-3.親が質問に答えやすい

子供が小さなうちは親が子どもの勉強を見ることも多いでしょう。そのような時は子供がリビングで勉強していた方が親の目も届きやすく、すぐ質問に答えることができます。子供が質問したら、親はなるべく手を止めて勉強を見てあげると良いでしょう。

リビングでの勉強は、子供が何の教科を勉強しているのか、宿題忘れはないのか、そのようなチェックも親の目に届きやすいです。 

2.リビングを勉強しやすい環境にするには

もはやリビングは子供の一般的な勉強スペースになっています。しかしあるがままのリビングで勉強させてしまうと、子供が集中できなかったり、目を悪くする要因にも。ここからは、子供がリビングで勉強しやすい環境にするにはどうすれば良いのか、解説します。

2-1.勉強スペースをしっかり確保する

リビング学習を定着させるには、子供の勉強スペースをしっかり確保することが大切です。

一例として

  • リビングの一角を勉強スペースとして確保する
  • ランドセルや本などを入れる棚も用意する
  • 簡易的な勉強机をリビングに設置する
  • ダイニングテーブルの一角を勉強スペースにする

例えば家族が使うダイニングテーブルでも、1つの椅子を勉強用として子供の高さに合わせたり、テーブルの下に教科書を入れるスペースを作ったりすると、学習しやすくなります

また、勉強机を子供部屋ではなく、あえてリビングに設置する家も増えています。こうして勉強スペースをしっかりリビングに確保することで、散らかりにくく、勉強しやすい環境を作ることができるでしょう。

2-2.照明や椅子の高さに気を付ける

リビングの照明がオシャレなものだと勉強には向かないこともあります。

例えばシャンデリアのようなライトが低めに設置してある場合、勉強するたびに頭や体でノートに影が出来てしまい、見にくくなって視力低下の原因にも。このようなケースは学習用のライトスタンドを用意したり、蛍光灯に変えたりして、お子様の目を守りましょう。

またダイニングテーブルや座椅子は大人向けに作られています。そこで長時間勉強すると、姿勢が悪くなる原因にもなります。ダイニングテーブルで勉強する場合は子供の身長に合わせ、足を置く台などを用意してあげましょう。これだけでも足のブラ付きを防ぎ、集中力をサポートします。座椅子やソファで勉強する際は長時間を避け、こまめに姿勢を伸ばす運動などを取り入れるのがおすすめです。

2-3.リビングを仕切って個室を作る方法も

子供がだんだん大きくなるとプライベートスペースを欲しがるケースも増えてきます。

子供部屋がある場合は与えても良いのですが、兄弟が多かったり、そもそも子供部屋が確保できないといった場合は、リビングにプライベートスペースを確保するのもおすすめです。

便利なのは、あらかじめリビングやダイニングを広めにしておき、子供がある程度成長したら簡易的な間切りを立てて個室スペースにする方法です。

間切りは本格的な仕切りを立てる以外にも、家具を使って行うこともできます。3畳ほどの狭いスペースであっても、プライベートゾーンができれば子供は喜ぶもの。子供部屋を作らなくても、子供が勉強に集中できる環境を作ることはできます。

2-4.子供部屋を使うのはせいぜい10年

リビングで学ぶ子どもが増えている現在、子供部屋を本格的に使う期間は10年ほどと言われています。

小学生ぐらいまではリビングで勉強し、親と一緒に寝ている子も多いです。中学生になったら一人で寝て子供部屋で勉強する子が増えますが、大学を卒業したら一人暮らしを始める子もいます。そう考えると、子供部屋は絶対に必要なものとは言えないかもしれません。

特に子供が複数いる場合は、一人一部屋与えるのは難しいこともあります。子供が小さい時は一緒の部屋で過ごし、成長したら簡易的なプライベートスペースを作るのが合理的といえます。

3.子供が巣立った後の勉強スペースは?

子供が巣立つペースは思いのほか早いです。この前まで一緒に寝てたのに…と感じていたのも束の間、学校を卒業したら一人暮らしをする子供も多いでしょう。

そのときに悩むのが子供が残した勉強スペース。そのまま放置してしまう家庭も多いですが、もう子供が使う予定はないのなら、今後の生活に生かすのがおすすめです。

3-1.リビングの勉強スペースをデスクワークに

リビングの一角が子供用のスペースになっている家は多いです。勉強机はなくとも、カバン置き場や教科書スペース、本棚などがそのまま残されているケースも多いでしょう。

子供が巣立ってそれらの場所がもう使われることがないのなら、親が有効に使えるよう工夫しましょう。

例えば、近年増えているのがデスクワークです。自分は家で仕事をしない、という人でも、自分のためのパソコンスペースがあると何かと便利です。趣味の動画を見たり、パソコンで家計管理をしたり。子供が残した勉強ゾーンを自分のためのパーソナルスペースし、生活の質をアップさせましょう。

3-2.簡易的な仕切りなら用途は多数

子供部屋が簡易的な仕切りでできている場合、その仕切りを取り払ったり、仕切りを生かしたりして、いろいろなスペースに変えられます。

  • 仕切りを取り払って広い客間やリビングにする
  • 仕切りを生かして夫婦それぞれの寝室にする
  • 趣味の部屋に生かす

リビングに簡易的な仕切りを置いて子供部屋を作っていた場合、それを取り払うことで広いリビングに戻すことができます。広いリビングになれば家具も一新して、ちょっと豪華なソファなどを置くこともできるでしょう。

また近年注目されているのが「セパレート寝室」という、簡易的な別寝室です。仕切りを隔てて寝ることにより、お互いの存在を感じつつ、それぞれの生活リズムに合わせた睡眠が確保できます。使わなくなった子供部屋がある場合は、それぞれの寝室に変えてみるのもおすすめです。

4.リビング勉強は当たり前 将来のことも考慮して配置を考えよう

将来子供を持ちたいと考えている方は、リビングで勉強することに配慮して、家具などの位置を検討するのがおすすめです。子供は12歳くらいまではリビングで勉強するので、勉強机をリビングに置くことも検討してみるとよいでしょう。

また、子供はいつかは巣立つもの。子供部屋が機能するのはおよそ10年と考え、将来はその部屋を有効に使えるよう、将来の活用方法も考えていきましょう。

 

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