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ペットの臭いを予防するための対策 室内飼いは空気の流れに注目
食べ物、洗剤、家具や家電など新品のものでも匂いはあります。それに加えてトイレ、エアコンの奥のカビ、キッチンの排水溝の生活臭が加わります。
中でも頭が痛いのはペットの臭いです。しかも、家族として長い間一緒にいると、その臭いに慣れてしまいます。今回は、家にペットの臭いが染み付かないための対策について紹介します。
1.なぜペットは臭う?
犬や猫、ウサギやモルモットなど、家でペットを飼う人はたくさんいます。
しかしどれだけ小さなペットでも飼い続けるうちに臭いがします。家の中を清潔にしたり、ペットのシャンプーをしたりしているのに、なぜ動物は臭うのでしょうか。
1-1.体臭がするから
ペットはそれが持つ汗臭により、体臭があります。とくに犬は体臭が強く、どれだけお風呂に入れても独特の臭いが消えることはありません。
犬や猫は室内はある決まることも多くそれによって部屋全体に臭いが広がります。また布製品にはペットの汗や体臭がつきやすいです。マーキングをした後も猫の臭いや、おしっこをひっかけた後の糞尿の臭いなどはとくに強烈です。
そもそもペットの体臭を消すことはできないので、臭いがついたあとの洗えるものは、こまめに洗うことが重要です。
1-2.排泄物からの臭い
そしてペットの匂い問題で最も厄介なのは排泄物からの臭いです。
多くの家庭では臭いを遮断するためトイレシートを使っているでしょう。しかしトイレシートを使っても、糞尿をした後に素早く片付けないと意味がありません。排泄をした後放置しておくと、その臭い成分が部屋中に飛散し、カーテンや絨毯に染みつくことになります。
近年では共働き世帯が増え、ペットの糞尿をすぐに片付けられないケースも増えています。そんな時は脱臭効果のあるトイレシートを使ったり、空気清浄機を使う方法もおススメです。
2.臭い対策グッズを使おう
ペットのいる家庭では、すでにお使いの方も多いでしょう。
ペットの臭い対策グッズはありとあらゆる商品があります。ここからは、あらためてどのようなグッズが臭い対策に有効なのか、見ていきましょう。
2-1.消臭効果のあるカーテンやトイレ
ペットの臭い対策として有効なのが、消臭効果のあるトイレシートです。猫の場合は猫砂を敷いて対策するのが一般的でしょう。
ただ、トイレの消臭グッズはほかにもたくさんあり、蓋つきのトイレや、消臭スプレー、トイレのそばに設置する小型脱臭機などもあります。外から帰ってきたときに臭いを感じる場合は、それらのグッズをプラスして使うと良いでしょう。
そして、カーテンは消臭効果のあるものがおススメです。基本的に年間を通して掛けっぱなしのカーテンは、ペットの臭いを吸いやすく、部屋全体が臭う原因にも。こまめに洗濯するのはもちろんのこと、消臭効果のあるカーテンを選ぶようにしましょう。
2-2.脱臭機能のある壁紙やコーティングされた床
ペットの臭いを防ぐためには、ペット専用の壁紙や、コーティングされた床にするのがおススメです。
ペットのニオイが強烈なのは、トイレではなく床や壁といったケースが多いです。
人が不快に感じる臭いの原因は雑菌の繁殖です。これは排泄物そのものが原因ではなく、壁や床に飛び散ったペットの汗や汚れが原因であることも。
水ぶきが簡単にできる壁紙や、すぐに張替ができるペット用シートを使えば、臭い対策になります。
またフローリングにおしっこをされると、アンモニアがしみ込み、においが残るケースがあります。あらかじめペット対策としてコーティング剤を施しておけば、汚れたときもサッと簡単に拭き取ることができます。
参照 https://sp-jp.fujifilm.com/hydroag/column/032pjt_pet.html
2-3.空気清浄機
ペットを飼う人に便利なのが空気清浄機です。いろいろな種類があるものの、空気清浄機を使うメリットとデメリットは以下の通りです。
空気清浄機のメリット | デメリット |
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空気清浄機の多くはペットの臭いを予防するだけでなく、加湿や乾燥機能、花粉予防などさまざまな機能がついています。そのため、臭いだけでなく洗濯物の乾燥機能がほしい、留守の間に空気の入れ替えをしたい、といった方におススメです。
3.一番大切なのは空気の流れを作ること
ペットの臭い対策はいろいろな方法がありますが、とても大事なのは空気の流れを作ることです。
例えばトイレの臭いを消すには、換気扇が欠かせません。いくら消臭剤を使っても、臭いそのものを部屋から追い出すには、換気扇などを使って臭いのある空気を外に排出することが大切です。
ペットの臭いもこのポイントを抑え、臭いを外に排出していきましょう。
3-1.臭いがヒドイ家は空気の流れを読んでいない
ペットの臭いがひどい家は、空気の流れを考慮していない可能性があります。
最近の住宅は、24時間換気が行われているのが一般的です。24時間換気は室内の空気を一日中換気するものであり、システムの多くは2時間で室内の空気を取り替える換気扇が使われています。
ここには、空気の流れ道があります。ペットの臭いをうまく空気の流れに沿って誘導させれば、部屋に嫌な臭いがこもることはありません。
3-2.給気口の場所を把握し、臭いのものとを遮断
給気口のそばに、ペットゲージやトイレをおいてはいけません。
給気口は、吸気口とも呼ばれ、外の新鮮な空気を取り込むための小さな窓口です。リビングをはじめとした複数の場所につけられ、 外気を取り込み部屋の空気を循環させる役割があります。
しかし、給気口のそばにペットゲージやペットトイレなどを置いてしまうと、空気の流れに乗ってペットの臭いがリビングやダイニングに入ってしまいます。
特に食事中にペットの糞尿の臭いが気になるといったケースは、給気口のそばに、ペットゲージやトイレが置かれていることが多いのです。
まずは家にある給気口を確認し、そこから新鮮な空気を取り入れるよう、 ペット用品の置き場所を考慮しましょう。
3-3.トイレは換気扇のそばに
ペットトイレやペットゲージは給気口からなるべく離し、洗面台や24時間換気の近くに移動するのがおすすめです。
24時間換気システムのそばや、洗面所といった換気扇のある場所は、嫌な臭いを外に排出する役割があります。トイレだけでも換気扇の近くに移動することで、より臭いの拡散を防ぐことができるでしょう。
3-4.香りでごまかすのはNG!
ペットの臭いで悩んでいる人の中には、アロマや芳香剤を置いて悪臭を消すこともあるようです。
しかし強い臭いの上に、さらに強力な臭いをのせて香りをごまかすのは、強い臭いがぶつかり合ってさらに強烈な臭いになることもあります。
臭いを消すのは香りでごまかすのではなく、まずはその嫌な臭いを外に排出することが大切です。換気システムを使うのはもちろん、窓を2か所あけて空気の流れを作ったほうが、ペットの臭いを軽減させることができるでしょう。
4.まとめ 空気の流れと消臭グッズを上手く利用しよう
ペットの臭いを予防するポイントは2つです。
- 消臭グッズを上手く使う
- 空気の流れを読んでトイレやゲージの位置を考慮する
世の中には多くの臭い対策グッズがありますが、効果的なのは嫌な臭いを外に排出させることです。多くの家では24時間換気システムがあり、それがない家の場合も、換気扇を使うことで空気の流れを作ることができます。まずは家の空気がどのように流れているかを把握し、それを踏まえたうえでペットの臭い対策を講じていきましょう。