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ソファは諦めたくない!大きな家具があっても部屋を広く見せるコツ
部屋には十分な広さがあるのに、家具を置いたとたんに部屋が狭くなってしまうことがあります。きちんと寸法を測って購入したはずなのに、どうして部屋が狭くなってしまうのでしょうか。
また「必要な家具をおいたら狭くてソファを置くスペースが無い」「収納が足りなくて棚を置いたら導線が悪くなった」など、生活に支障が出てしまうケースも少なくありません。
大きな家具はお気に入りを選んだとしても、選び方や置き場所を間違えればストレスの原因にもなります。今回は、大きな家具があっても部屋を広く見せるコツや、部屋を広くするための家具選びについてご紹介します。
1.家具が原因で部屋がせまくなるケースとは
部屋が狭くなる原因は、家具の置き場所が間違っていたり、その家具が部屋に合っていなかったりするからです。本当はその部屋の大きさに合う家具をしっかり選べばよいのですが、以下のような事情で部屋に見合わない家具を置いてしまうケースもあります。
1-1.お気に入りの家具で捨てられない
一目ぼれしたソファをどうしても捨てられない、そのような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
また、自分が選んだものではなくても「親の形見であるサイドテーブルを引き取りたい」「婚礼タンスを置かなくてはならない」といったケースは多いです。
家具は時代とともに様変わりしており、昔の家具をそのまま部屋に置くと部屋が狭くなってしまうことがあります。とくに新しい家の多くには各部屋にクローゼットが配置されているため、昔のような婚礼タンスを置く必要は減っています。
それでもせっかくもらったものだから…と、捨てられず、部屋に置くことで部屋が狭くなってしまうケースは多いです。
1-2.引っ越しでレイアウトが変わった
部屋が狭くなる原因の一つに引っ越しがあります。同じような広さの家に引っ越しをしても、住む場所によって間取りには違いがあるもの。以前は狭さを感じなかったソファが、引っ越し先に置いたとたん部屋が狭くなってしまう、というケースは多いです。
本来ならば引越し先の部屋に合わせて家具を新調するのが良いでしょう。しかし転勤などが多い人の場合、その度に家具を買い換えるのは無理な話です。
そのような場合は、家具のレイアウトを部屋に合わせて考慮する必要があります。詳しくは後ほど紹介しますが、ポイントは動線をふさがないレイアウトにすることです。
1-3.視線や動線をふさいでいる
家具が原因で部屋が狭くなってしまうのは、そもそも置き場所が間違っている可能性があります。
例えば、2mほどある背の高い家具を窓際に置いてしまうと、窓を見るたびに大きな家具が目に入るため、視界の抜け感が遮られて部屋が狭く見えます。これを防ぐには、背の高い家具は奥の窓側に置かず、入ってすぐの壁際など、視界に入りにくい場所に置くのがポイントです。
また、家具は人が動きやすい位置に配置したほうが、部屋は広く見えます。部屋のドアから窓へ向けてスムーズに動けるようなレイアウトにする必要があります。
2.大きな家具があっても部屋を広く見せるコツとは
様々な理由で、大きな家具を部屋に置かなくてはならないということはあるでしょう。
なかでも部屋が狭くなる理由の家具としてソファがあります。
人がくつろぐためのソファですが、置き場所を間違えることで動線が妨げられ、部屋が狭くなることがあります。ここからは、部屋を広く見せるためのソファの置き場所について紹介します。
2-1.部屋の真ん中に大きなソファはおかない
部屋が狭くて動きにくいというケースは、ソファが部屋の中央に置かれていることが多いです。テレビを壁際に設置しすると、ゆっくり見れるようソファをテレビの前に置き、結果的にソファを部屋の中心に置くケースです。
一見すると何の問題もないように見えますが、部屋を広く見せたいならソファーを部屋の真ん中に置くのは避けましょう。ソファが部屋の中心にあると、部屋から部屋へ移動する時に妨げとなり、ストレスを感じることから部屋が狭いと感じるようになります。
2-2.部屋の真ん中にソファがあると視線が抜けない
人は部屋に入ると部屋の中心部に視線が行きます。しかしこの中心部分に大きなソファがあると、視線がソファに集中してしまうため、自然と圧迫感を抱いてしまいます。
また部屋の中心にソファがあると、他のインテリアや窓からの景色が薄らいでしまいます。部屋を広く見せるためには窓からの開放感もポイントですが、大きなソファが視界に入ることでそれを妨げてしまうのです。
部屋を広く見せるには、部屋の中心部分に視線の抜け感を持たせることです。そう考えると、やはりソファを部屋の中心に置くことはおすすめできません。
2-3.ソファは壁につけたほうが部屋が広くなる
部屋を広く見せるには、ソファを壁際など、部屋の端に寄せることがポイントです。
例えばソファをリビングダイニングの真ん中に設置している家は多いです。 しかしそのレイアウトの場合、キッチンからリビングに移動する際にソファーとぶつかってしまい、スムーズな動線が作れません。
このような場合、まずソファーを部屋の中心から動線を遮らない壁の方に移動します。そのうえでテレビに合わせてソファーを置くのではなく、ソファに合わせてテレビを平行に設置し直しましょう。こうしてソファーを壁際に移動させることにより、分断されていたリビングとダイニングがスムーズにつながって動線が確保できます。また部屋の中心に視界の抜け感もできるので、部屋が広く見えるメリットもあります 。
3.部屋を広く見せるための家具選び
部屋を広く見せるためには何度言っても家具の選び方が重要です。これから家具を購入する方は、ぜひ以下のポイントを抑えて部屋を広く見せていきましょう。
以下参照 https://mag.re-ism.co.jp/mono/mono031/
3-1.背が低く、背面が透けている家具を選ぶ
部屋が狭く見える原因の一つに、圧迫感のある家具があります。圧迫感がある家具は、ズバリ背が高い家具のこと。家具を選ぶ際にはなるべく目線よりも低い家具を選ぶのがポイントです。
しかしたくさん本や物を置きたいなど、どうしても背の高い家具が必要なときもあるでしょう。そんなときはラインが細かったり、背面が空けていたりする家具を選びましょう。
上記の写真にある本棚は人の身長よりも高いのですが、全体のラインが細く、背面が空けているため圧迫感がありません。全体が木や金属でできているガッシリとした棚より、かなり圧迫感が少ないことが分かります。
3-2.明るい色の家具を選ぶ
白やベージュといった明るい色の家具は、人の視界に広がりを与え、部屋を広く見せることができます。 反対に黒や紺といったダークな色は縮小して見えるため、部屋が狭く見えます。部屋を広く見せるためには、明るい色の家具を選ぶのがポイントです。
しかしインテリアの色は人それぞれに好みがあるでしょう。黒で統一したいといった場合は、家具を厳選して選ぶのがおススメです。
例えば、ソファもテレビ台も本棚もすべて黒で統一すると、部屋に圧迫感を与えます。そのため、棚をテレビ台で統一させたり、せめてソファはベージュ色にするなど、本当に必要な家具だけ黒にするなど、工夫をしてみましょう。
また家具だけではなく、窓に使うカーテンや、床に敷くラグなどを明るい色にすることも、部屋を広く見せることができます。
3-3.自分にとって必要な家具だけを選ぶ
部屋を広く見せるのなら、本当に必要な家具だけを厳選しましょう。
当然ながら、物が多いと部屋は狭くなります。物とは細々した生活用品だけではなく、家具も当てはまります。
例えば、ダイニングに大きな食器棚がある場合、それだけで部屋に圧迫感が出ます。それに加え背の高い本棚を置いてしまうと、あっという間に狭い部屋になってしまうでしょう。
このような場合、例えば食器棚の一部に本を置くという手もあります。食器兼本棚という役割を持たせ、本棚の設置をやめれば、部屋のスペースも広くなるでしょう。
このように、家具に2つ以上の機能をもたせ、本当に必要な家具だけ厳選して選ぶことも大切です。
4.まとめ
部屋を広く見せるためには、その部屋に合った大きさの家具を選ぶことが重要です。しかし、思い出のある大切な家具や、形見としてもらった家具などは、なかなか捨てることはできないでしょう。
そんなときは家具のレイアウトを考えてみましょう。とくにソファの位置は動線にも影響を与えます。大きなソファは部屋の中心には置かず、壁際に置いてみましょう。こうすることで部屋がスッキリし、広く見えるだけではなく、動線もスムーズになって生活が楽になります。
なんだか部屋が狭いと感じる場合は、ぜひ今日紹介した内容を参考にして、家具選びやレイアウトを変えることに挑戦してみてください。