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崩れやすい布団の押し入れ収納 家族分の快適収納方法は
子供がまだ小さいうちや、エアコンを使う季節には、家族みんなで一つの部屋に眠るというご家庭もあるかと思います。朝起きて、布団を畳んで部屋の隅に積んでおくということもできますが、子供が小さいうちは危険だし、ほこりも気になりますよね。
布団の場合は、押し入れにしまっておくのが一番スッキリと片付きます。でも、家族全員のお布団を一つの押し入れに収納するのはなかなか大変な作業です。
ここでは、簡単に手間なく、布団を押し入れにスッキリしまう収納方法についてご紹介します。
1.押し入れに布団を収納するときのトラブル3つ
押し入れは一般的にクローゼットより奥行きがあり、布団をしまうのに最適な場所です。しかし布団を収納するときに工夫をしないと、以下のようなデメリットがあります
1-1.奥にある布団を取り出せない、なだれが起きる
押入れはたくさん重ねて収納してしまうと、奥にある物や、一番下にある布団を取り出すのに苦労します。
例えば季節の変わり目で急に寒くなってきた時。毛布を1枚重ねたくて、奥にある毛布を取り出したとたんに雪崩が起きてしまう、というケースは多いです。
また布団は丁寧に畳めばきっちり収納できるものの 、朝は時間がなくて適当に畳んでしまうこともありますよね。その結果力づくで布団を押し入れにぎゅうぎゅう押し込み、押し入れを開いたとたん雪崩が起きるケースもあります。
これらを防ぐためには、布団の枚数を減らし、下にある布団も取り出しやすくする収納がポイントです。
1-2.来客用の布団やシーツ類が邪魔になる
押入れの布団収納は、毎日使う布団だけをしまうものではありません。意外と場所をとるのが、以下のようなものです。
- 使っていないシーツ
- 季節外の寝具や毛布など
この他にも予備の枕や、電気毛布のコードなど、押し入れには意外とごちゃごちゃしたものがあります。
こうしたものを何も考えずに重ねて収納してしまうと、いざ使うときにどこに何があるのか分からず、結果的に押し入れのものを全部出さなくてはなりません。
1-3.ダニやカビが気になる
押し入れに布団を収納するうえで、気になるのがカビやダニの発生です。
押入れの中や布団にカビやダニが発生するのは次のことが原因と言われています。
カビやダニが発生する原因
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押入れの中にカビが生えてしまうと、塩素系の洗剤を使って消毒をしたり、すべての布団をクリーニングに出したりと、とても手間が掛かります。
そうなる前に、カビやダニを発生させないような収納を心がけましょう。具体的な方法は、次の章で詳しく解説します。
参照 https://kabitori.jp/closet-cause/
2.布団を押し入れにスッキリ収納する方法
布団を押入れにぎゅうぎゅう押し込んでしまうと、物が取り出しにくくなり、いざ布団を取り出すときに雪崩が起きたりします。それらを防ぐためには
- 布団それぞれを独立した収納にする
- 奥のものも取り出しやすい工夫をする
- 詰め込み過ぎない
という3つのポイントが大切です。
ここからは、具体的にどうするのか見ていきましょう。
2-1.多段式の押し入れにする
今後もずっと布団で押し入れ収納を続ける予定があるのなら、押し入れを多段式にセットしておくと便利です。
一般的な押入れは2段となっていますが、利用する布団の枚数に合わせて押入れを4段などにセットしておくと、下にいるとふとんも楽に取り出すことができます。
これは着物の収納タンスをイメージすると分かりやすいです。
木材を打ち付けてリフォームする方法もありますが、突っ張り棒や収納ラックを使って多段式にしても良いでしょう。
2-2.キャスター付きラックがあると便利
押入れの収納ケースといえばプラスチックでできた衣装ケースが有名です。
しかしプラスチックのケースは便利な半面、通気性が悪く、内部に湿気がこもるためカビや虫が発生するリスクもあります。
そんなときに便利なのが、キャスター付きの押し入れラックです。
骨組みだけで出来たベーシックなキャスターラックがあれば、その上に布団をおいても通気背が良く、必要に応じてプラスチックケースを重ねることもできます。
また押入れ内のカビを予防するには、なるべく月に1度は掃除機をかけるのが理想です。キャスター付きのラックであればすぐに引き出せるので、掃除も楽になります。
2-3.天袋スペースを利用する
昔の押入れには天井付近に天袋があります。ここは幅や奥行きが広いため、普段使わない布団を入れるのもおすすめです。
特にかさばりがちな来客用の布団を入れておくと便利です。一般的な天袋は、厚手の布団を2枚ほど重ねても余裕があります。
ホコリやダニが気になる場合は、布団用収納袋に入れて保管しましょう。そのほか天袋はシーズンオフで使わなくなったものや、クリスマスツリーなどのイベントグッズを置くのにも便利です。押し入れがぎゅうぎゅうなのに天袋が空いている場合は、ぜひ活用していきましょう。
参照 https://kuraneo.jp/posts/5828
2-4.カビやダニを発生させないポイントとは
押入れにカビやダニも発生させないためには、以下のことを実践していきましょう。
- 押入れに物を入れる目安は6割程度にする
- 湿った布団はそのまま入れない
- 扉を開けて週に一度は扇風機などで風を送る
- 床にそのまま布団などを置かない
そもそも押入れには窓がなく通気性が悪いです。そこに布団などをぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、ますます空気の循環が悪くなり、カビやダニが発生しやすくなります。
布団を詰め込みすぎている場合は枚数を減らす必要もあるでしょう。そのうえで上記に紹介したラックなどをうまく活用し、空気を送りながら押し入れの換気をしていきましょう。直接床には置かず、すのこを活用するのも便利です。
3.まだある!ちょっとの工夫で布団の収納を楽にする方法
毎日使う布団を見直すことで、押し入れの収納を楽にする方法もあります。ここからは、目からウロコの収納力アップ方法についてご紹介します。
3-1.機能性の高い布団にして枚数を減らす
普段あなたは何枚の布団を使っていますか?押入れに楽に布団を収納したい場合は、布団の枚数を減らすことがポイントです。
例えば腰が痛くて敷布団を2枚引いている場合は、機能性の高い敷きパッドに変えて、布団の枚数を減らす方法もあります。
また、冬場は寒くて掛け布団を何枚も重ねている場合も、掛けカバーを毛布でできたものにすれば、1枚だけで済むケースもあるでしょう。
布団は日々進化しており、新しいものほど一枚だけで快適に眠れることが多いです。特に今の布団を10年近く使っている場合は、新しく買い換えることも検討しましょう。
3-2.来客用はレンタルの布団を使う
押入れの中でかさばり、カビの原因にもなりかねない来客用の布団。
毎月来客が来るという場合は持っていた方が便利ですが、数ヶ月に一度しか使わない場合は、レンタル布団にしたほうがメリットは高いかもしれません。
レンタル布団のメリット
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家に来客用布団があると、お客様が来る前に干して、帰った後も洗濯や干す手間が掛かります。しかしレンタルならそのような手間が掛からず、収納場所も不要です。来客布団が場所を取っているのなら、レンタルを検討してみても良いでしょう。
3-3.布団にカバーをかけてソファにする
布団カバーの中には、布団を収納しつつ、それをソファとして使える商品もあります。
これはソファーになる布団収納袋と呼ばれ、布団を丸め入れてクッションにしたり、 座椅子代わりのようにして使える収納袋です。これを使えば布団を押入れにしまう必要がなく、普段は布団を外に出しぱなしという方も、手軽に片付けることができます。
ただソファ代わりに布団を使うと、より一層湿気が溜まりやすいので、定期的に干すことが大切です。
4.布団の押し入れ収納 まとめ
布団を押し入れに快適に収納するためにはどうすべきか、今回の記事をまとめると次のようになります。
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布団を押し入れに上手にしまうには、今回紹介したことを実践すると良いでしょう。
まずは取り入れやすいことから試し、ぎゅうぎゅうに詰まった押入れを開放させましょう。