INFORMATIONインフォメーション
- カテゴリー
- アーカイブ
固定のシーリングライトだけでは暗い⁉照明を追加して快適に過ごそう
天井に固定されたシーリングライトは、省エネで部屋全体を照らしてくれるので、たくさんの人に選ばれている照明器具です。固定されているので地震の時にも安心で、天井も高く感じられます。
しかし、シーリングライトにはいくつかの欠点もあります。そのうちの一つが「固定されているため光が届きにくい場所もある」ということ。今日はシーリングライトにおけるメリットやデメリット、生活が便利になる照明の追加方法などについて紹介します。
1.リビングはシーリングライトが主流
令和の時代になり、一般家庭における照明器具はすっかりシーリングライトが主流になっています。それまで、とくに昭和の時代では「ペンダントライト」が主流でした。両者の違いは次のようになります。
シーリングライト:天井に直付けするようなデザインで、部屋全体を明るくする
ペンダントライト:天井から吊り下げるタイプ、デザイン豊富だがホコリが溜まるなどのデメリットも |
シャンデリアのような照明器具はペンダントライトに当たり、デザインが豊富なことから現在でもレトロな照明器具として人気があります。
しかし2010年頃からLED照明を光源に使ったシーリングライトが増えはじめました。明るいうえに電気代が大きく抑えられることから、現在ではシーリングライトを使うのが一般的になっています。
2.シーリングライトのメリット
シーリングライトは吊り下げて使うペンダントライトに比べ、掃除が楽で、部屋全体を明るくするというメリットがあります。また、それ以外にも利点は多いです。ここからはシーリングライトのメリットについて見ていきましょう。
2-1.蛍光灯交換の手間がほぼない
先程ご紹介した通り、現在流通しているシーリングライトの多くは LED が使われています。シーリングライトのカバーを外すと電球のような LED を使った小さな光源がたくさん埋められており、この寿命が長いため、交換する手間がほぼありません。
以下は、昔良く使われていた白熱灯や蛍光灯そして LED の寿命を比較したものです。
光源 | 寿命時間 |
白熱灯 | 約1,000~2,000時間 |
蛍光灯 | 約6,000~12,000時間 |
LED | 約40,000時間 |
1日10時間点灯させると考えたら、白熱灯はせいぜい半年ほど、蛍光灯は10か月ほどしか持ちませんが、LEDなら驚異の10年間も持続します。
蛍光灯を取り替える作業というのは思いのほか大変であり、幼児や高齢者では難しいです。およそ10年交換作業が不要というのは、メリットが大きいでしょう。ただし、LEDでも5年を経過すると徐々に暗くなる傾向はあります。
参照 https://moov.ooo/article/5f44bdf15e20f4338be01c21
2-2.地震のときに安心、ホコリもかぶらない
シーリングライトは天井に直付けするタイプなので、ペンダントライトと違いカサに埃をかぶるような事はありません。ゴミが溜まりにくいので半年に1回ほどシェードを外してお掃除するだけで十分でしょう。
また大きな地震が来ても落下しにくいというメリットがあります。シャンデリアのようなペンダントライトの場合、地震の時に大きく揺れて頭にぶつかったり、落下したりする危険性があります。シーリングライトならそのようなリスクが少ないので、地震の多い日本に見合った照明といえます。
2-3.どの部屋にもマッチし電気代が節約できる
シーリングライトは基本的に円形の形をしておりとてもシンプルです。そのため和室でも洋室でもマッチし、部屋に合わないということがありません。
そのうえ、製品は各自部屋の大きさに合わせた明るさなので、まぶしすぎず、暗すぎることもありません。従来の蛍光灯より電気代はおよそ3分の1しかかからないので、すべての部屋の照明をLEDのシーリングライトに変えることで、電気代がかなり節約できます。
参照 https://looop-denki.com/home/denkinavi/electricitybill/homeappliance/fluorescentlamp/
2-4.光の調節ができる商品も
シーリングライトの中には、電球の色や明るさをコントロールできるものも多いです。
新聞を読む時には蛍光色、食事の時には食事が美味しそうに見える暖色など、スイッチ1つで部屋の雰囲気を変えてくれます。
これにより目を疲れにくくさせ、シーンによって明るさを調整できます。
3.シーリングライトのデメリット
メリットの多いシーリングライトですが、使い続けるうちに次のようなデメリットも聞こえてくるようになりました。
3-1.デザイン性が少ない
シーリングライトは天井に直付けできる機能ゆえ、あまりデザイン性がありません。
形は丸型か四角のどちらかであり、珍しいデザインでも、枠組みが木枠になっている、というくらいです。
そのため、おしゃれな部屋の雰囲気にしたい場合は、あえてシーリングライトではなく、ペンダントライトを選ぶ家もあります。個性的な照明を求める場合は、少し物足りないこともあるでしょう。
3-2.光が届きにくい場所もある
シーリングライトは部屋全体を明るくしてくれますが、ライトの真下と部屋の隅では明るさが変わります。特に部屋が広い場合、部屋の隅っこまでは十分明かりが届かないことも多いです。
10畳以上のスペースがある場合、シーリングライト1つでは、部屋の隅の明るさが足りないこともあります。そのような場合は間接照明などを追加し、見た目や明るさもプラスしていきましょう。
4.部屋に明かりを追加しよう
シーリングライトはとても便利な照明ですが、デザイン性やバリエーションに物足りなさを感じる人もいるでしょう。
また広い部屋で使う場合はその明かりが届かず、日常生活に影響が出ることもあります。そんなときはぜひ間接照明などの照明を加えてみましょう。
4-1.ダクトレールで明るさをアップ
ダクトレールとは照明器具をバー状に取り付ける部品の事です。元々は舞台照明などで使われていましたが、近年では一般家庭で使われることも増えてきました。
ダクトレールはホームセンターなどでダクトレール用コネクターを購入するだけで、自分好みの照明器具を後付することが可能です。
カフェのようなおしゃれな間接照明にしたり、ペンダントライトのように存在感のある照明器具を設置することも可能です。
参照 https://www.renoveru.jp/journal/3570
4-2.スポットライトでおしゃれに
部分的に光を当ててくれるスポットライトは、部屋の一部を明るく照らし、デザイン性の向上に役立ちます。
昔は業者に頼まないと難しい照明でしたが、いまではネット通販で簡単に購入でき、コンセントに差し込むだけで設置できるスポットライトが多いです。
またクリップ式の LED スポットライトなら、好きな所に手軽に取り付けられるうえ、夕方になったらスイッチを入れるようにすれば、電気代もほとんど掛かりません。 お気に入りのインテリアや、観葉植物、写真立てなどにライトを当てれば、部屋の雰囲気がグッとおしゃれになりますよ。
4-3.フロアランプや卓上ランプもおすすめ
間接照明の代表といえば昔から定番である「ランプ」があります。
ランプは持ち運びができる上、コンセントに差し込むだけで明るさを届けてくれる優れモノ。値段も数千円で購入できるものが多いのでコストパフォーマンスにも優れています。
広い部屋の隅にフロアランプを設置しておけば、夜間でも十分な明かりが届きます。そして昼間は明るい窓際の机に卓上ランプを置いておくと、夜間でも作業がしやすくなります。
また、ランプは部屋のインテリアにもなります。部屋の雰囲気やお好みのデザインに合わせて、お気に入りのランプを設置すると良いでしょう。
5.シーリングライト+照明で快適な部屋にしよう
シーリングライトは、昔使われていたペンダントライトに比べると、電気代が抑えられ、掃除も楽になるなど、メリットが高いです。それでも部屋の隅までは明かりが届かないこともあり、部屋全体の印象が暗くなることもあります。
そこで、常に人がいる場所や、壁や天井が明るくなる位置に間接照明などを取り付けると、部屋をより明るくし過ごしやすくなります。新聞が読みにくい、目が疲れやすいなどの不便さを感じている方は、ぜひ小さな照明をプラスして、生活の質を上げていきましょう。