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2022.11.14

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ラナイとは?南島の開放感とプライベートスペースの両立に注目

近年ではベランダを作らないキューブ型の家が流行っています。しかし、とくにアウトドア好きなら、家にいても一年を通して外の光や風を感じていたいものでしょう。やっぱり家にくつろげるサイズのベランダやポーチがあると落ち着きますよね。

憧れは南の島の家にあるような、テーブルや椅子がゆったりと置けるスペースです。ベランダにハンモックを吊るすのも素敵です。この記事ではハワイの建築物における半戸外空間スペースである「ラナイ」とは何か、ラナイに似せたスペースを日本の家に作るにはどうしたら良いのかなど、詳しく紹介します。

1.ラナイとは

ラナイはハワイの建築用語です。ベランダなど家の外に面したスペースを屋根で覆い、外と内側をつなぐ半戸外空間のことをいいます。

日本の住宅でラナイがある家は非常に少ないのですが、ハワイではリビングとバルコニースペースを一体化させ、家にいながら外の空気や景色を楽しめるよう工夫されている家も多いです。暮らしの延長上にあるスペースなので、家にいながら植物を育てたり、日光浴ができたりするのです。

1-1.ラナイがあることのメリット

  • 一般的なベランダと違い、屋根やガラスがあるので雨の日でも過ごしやすい
  • 暮らしの延長上に自然を感じられる
  • 在宅ワークで疲れたときの憩いのスペースに
  • プライバシーも確保できてパーソナルスペースにもなる
  • 食事を楽しむことも可能

リビングのような、そしてベランダのような役割を果たすラナイには多くの活用方法があります。疲れたときにちょっと横になる場所としても活用でき、人が集まった時のパーティースペースにもなります。また子どもやペットが遊べる場所としても大活躍です。家の屋根が付いているので洗濯物を干す場所としても便利ですね。

1-2.テレワーク化でラナイが注目されている

日本ではまだまだ普及していないラナイですが、欧米ではテレワーク化が進むことによりラナイの存在に注目が集まっています。

ラナイは庭だけではなくベランダエリアにも設置できるので、2階の広いベランダをガラス張りにしてラナイにすれば、 テレワークやリモート学習に最適なワーキングスペースになります。とくに2階以上の場所であれば外からの視線も気にならないので、集中力もあがるでしょう。

またコロナ化禍でおうち時間を楽しむ人が増えた結果、ラナイを設置してパーティーやバーベキューを楽しむ家も増えました。こうしたスペースがあるのは土地が広い欧米ならでは。日本の場合は郊外の家でなら対応できるかもしれません。

2.家にラナイに近い空間を作る方法

ハワイの大自然を満喫できるようなラナイですが、日本の戸建て住宅に設置するのはハードルが高いです。ラナイを家に作るにはリビングと同じくらいのスペースがベランダに必要であり、吹き抜けの屋根をつけるなどの施工費用も掛かります。

しかし、いまから家を建てるのであれば、ラナイの雰囲気に似せた住宅にすることも可能です。くつろぎの家にしたいのなら、ぜひ次に紹介する3つのポイントを覚えておきましょう。

2-1.天井を高くする

ラナイのような開放感のあるスペースにするのなら、天井を高くするのがおすすめです。

日本の住宅における一般的な天井の高さは2.2m~2.4mですが、思い切って3m近い高さにすることで次のような3つのメリットをもたらします。

  1. 部屋全体に開放感が生まれる
  2. 採光を取り入れやすく、部屋が明るくなる
  3. 高級感をもたらす

一般的に天井が高い家は開放感が生まれ、子育てにも良い影響をもたらすと言われています。特に家族が集まるリビングの天井は高く設置しましょう。

天井が高いと天窓など上部に窓を設置でき、その結果光を取り入れやすくなります。特に隣家と密接しているような間取りの場合、天井を高くして窓も高い位置に設置すると効果的です。

そして高級ホテルの多くは天井が高いです。これは天井が高いぶん、シャンデリアなどの高級照明器具を取り付けやすく、開放感をもたらすためです。天井が高いというだけで高級なイメージが出るので、ぜひマネをしたいところです。

参照 https://zerohome.jp/shiru/column/column_top/%E4%BD%8F%E5%AE%85%E9%81%B8%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%83

2-2.吹き抜けを取り入れる

ラナイの多くは天井部分が吹き抜けになっており、たくさんの光を天井からも取り入れています。開放的な空間をもたらすには、吹き抜けがあると良いです。土地が狭い家でも吹き抜けがあることで圧迫感がなくなります。また吹き抜けがあると風通しが良くなるため、コロナなどの感染症予防にも役立ちます。

ただし、冬は暖かい空気が吹き抜けを通して上部に逃げてしまうことがデメリットです。これを防ぐためには、天井にシーリングファンなどを取り付け、暖房で温まった空気を逃がさないようにしましょう。

2-3.リビングに大きな掃き出し窓をつける

ラナイの魅力は壁一面から外の景色が見えること。これに似た空間を作るには、リビングに大きな掃き出し窓をつけることです。

一般的に掃き出し窓とは、床から頭上まで高さがある、大きな窓のことです。段差がないことで窓からすぐに外へ出ることができ、そこから見える景色もクリアに見えるでしょう。南側に掃き出し窓があれば、陽の光をたっぷり取り入れやすく、風通しもよくなります。逆に北側に掃き出し窓があると寒くなるので、高窓を取り付けて採光と風通しを確保しましょう。

3.今あるベランダをラナイ風にするには

ラナイの多くは庭やベランダのスペースにあります。本格的なラナイのように大きなエリアを確保することは難しいものの、すでに家にベランダや庭があるのなら、ぜひその場所を工夫してラナイのような癒し空間にしてみましょう。

3-1.ウッドパネルを敷いて裸足で歩ける空間に

ベランダの多くはコンクリートでできており、裸足で歩くようなことはできません。そこでオススメなのが、ウッドパネルを敷き詰めておしゃれなカフェ風に見せること。ベランダにウッドパネルを敷き詰めるだけで、見た目の印象がガラッと変わり、おしゃれな空間に早変わりします。

またウッドパネルを敷き詰めれば肌にやさしく、裸足で歩くことも可能です。ハワイにある本場のラナイも裸足で歩き回れるスペースなので、部屋からすぐに出れるよう工夫をしておくと良いでしょう。ウッドパネルに限らず、タイルや人工芝など、お好みのデザインのものを敷き詰めるのもおすすめです。

3-2.お気に入りのイスとテーブル、クッションも

ラナイに欠かせないのが、家族みんなで座ることのできる大きなソファやクッション、テーブルです。ベランダではそのようなサイズを置くのは難しいですが、座ってお茶を飲めるテーブルとイスが1つでもあると便利ですね。

ついおしゃれなものを置きたくなりますが、一度ベランダに物を置くと置きっぱなしにする人がほとんどです。雨風にさらされることを考え、簡易的な折り畳みテーブルや椅子にするのがおすすめ。外に出てお茶を飲むときだけ、お気に入りのクッションを使うといった工夫をしましょう。

3-3.シェードで紫外線や人目をブロック

ベランダや庭をラナイのようなくつろぎスペースにするなら、人目や紫外線をしっかりブロックすることが大切です。

とくに日本のベランダや庭は南側に設置してあることが多く、そこで1時間も過ごすと日焼けをしてしまいます。簡易的なシェードを張れば、季節のうつろいを感じつつ、紫外線はしっかりカットできるでしょう。また、大き目の観葉植物を置くことで人目を遮断したり、ちょっとした日よけになったりもします。

3-4.観葉植物も必須アイテム

本場ハワイのラナイスペースには、ハワイで愛されている観葉植物がたくさん育てられています。緑は私たちの心を落ち着かせ、ストレス解消にも役立ちます。ぜひ庭やベランダでお好みの観葉植物を育て、インテリアとしても活用しましょう。

近年ではマンションのベランダでミニ野菜を育てる人も増えており、高騰している食費を抑えることにも役立ちます。

4.ラナイのような空間でおうちにリラックススペースを

リビングと外をゆるやかにつなぐ空間のラナイ、日本ではまだそれほど普及していませんが、モデルルームではラナイのスペースを取り入れている物件も増えています。

これから家を建てる方は、ラナイを参考にして天井を高めに設置したり、大きな掃き出し窓をつけたりするのがおすすめです。部屋に開放感と高級感をもたらすことで、くつろぎのスペースを持つことができるでしょう。

そして、今お住いの場所でラナイのような場所を参考にしたい場合は、ぜひ庭やベランダを工夫して居心地の良い空間にしてみましょう。ゆとりと開放感に包まれたラナイの空間を、ぜひ工夫して我が家に取り入れてみてください。

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